脳が認める 外国語勉強法

脳が認める外国語勉強法

単なるHOW TO本かな、と思いきや。
とてもためになる本だった。
飽きずに最後まで読めたのにはびっくりした。

単語の覚え方、海馬で覚えたものを扁桃体へ通し
脳に定着させるのに一番良い方法をこの本で知れた。

反復練習が大事なのは分かるが、覚えたことは、忘れる直前にもう一度、覚え直すことが定着率がよく、それを月単位、年単位で何度も繰り返す。
忘れる直前、というのが重要だ。

そして、フラッシュカードも自分で作成する。
これにより、より外国語が自分のものになる。このカードには画像と音声データも付ける。国際音声記号も場合によってはつけるとよい。
ここで紹介されていたツールをわたしも使ってみたいと思う。例えばAnkiというアプリ。便利そうだ。

あと、覚えたい外国語に性別がある場合の覚え方=ニーモリック化もなるほどな、と思った。試しに母語に訳された単語をいくつか性別のみ、このやり方で覚えたら、数分で覚えられた。

英語を母語とする著者にとって、覚えやすい言語、覚えにくい言語とある。それがレベル分けされていて、一番難しいのはレベル4。日本語はそのレベル4に入り、更にレベル4の中でも極めて難しいとあった。
にもかかわらず、著者は2017年12月時点でドイツ語、フランス語、ロシア語、イタリア語、スペイン語ハンガリー語に加え、日本語もマスターした。

この本に沿って勉強していけば、いくつか言語をマスターできそうで面白そうだ。早速英語と中国語から試してみようかと思う。