世界がわかる 仮想恋人図鑑
- 作者: オフィス・ポストイット
- 出版社/メーカー: 永岡書店
- 発売日: 2017/08/15
- メディア: 単行本
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各国それぞれの男性を平均し視覚化した本だった。
平均結婚年齢や、平均月収なども書かれている。
韓国にはじまり、フィジーに終わる。
各国の文化が垣間見えて、面白かった。
例えばアルゼンチンの伝統的に飲まれているお茶、マテ茶には、ルールとマナーがあり、それが紹介されていたり、未婚の若者同士ではマテ茶が恋の駆け引きに使われていたりするようだ。
例えば
・マテ茶にたっぷり砂糖が入っている場合
「わたしの両親に会って」
・蜂蜜入り
「結婚しよう」
・あまりにも苦い時
「あなたに興味がないので早く帰って」
・茶葉を変えずに薄くなっている
「もう帰って」
・冷えてしまっている
「もうあなたに関心はない」
フィジーでは先住のフィジー人と植民地時代に入植したインド人が暮らしていて、フィジー人の方が優遇されやすい。インド系の方が勉強&仕事熱心。
また、髪もフィジー系はアフロ、インド系はサラサラだそう。
パプアニューギニアの平均月収は3万円余りだが、海と山があり食べ物には困らない。また少数民族も多数。文明との接触を嫌う部族もいる。言語も800以上ある。各言語の文法や単語に相互関係が無いことが多く、どのように発達したのか謎のようだ。
ハワイでは彼女とのデートよりサーフィンの波の状態が良ければ、そちらに行ってしまう傾向が。
ハンガリーではアジアでよく見られる蒙古斑を持つ赤ちゃんが生まれることがあり、もしかしたらアジアの血を持つのかもしれない。
ブータンでは村の男子は夜這いするのが文化である
フランスでは女の花は30代から
ドイツ人を真面目にしたのがスイス人と言われている。スイスは潔癖レベルのきれい好き
イタリアは服という服にアイロンがけをする
チェコは男性が女性のお尻を鞭で叩く独特の風習がある。また結婚パーティの時、日本ではケーキ入刀が夫婦最初の儀式だが、チェコでは粉々に割ったお皿やお茶碗を二人で箒と塵取りで片付けるのが最初の共同作業にあたる
ポーランドではクリスマスに鯉を食べる風習があるので、鯉を数日前に買い、鮮度を保つためにバスタブで生かしておく
南アフリカでは大晦日に家の窓や屋上から家具を投げ捨てるのが恒例。新年は街中に壊れた家具や電化製品が溢れかえる
メキシコでは結婚の申し込みや愛の告白をするのに男性が真夜中に楽団を引き連れて彼女の家の前で愛の歌を歌うセレナータがある。近所だと起こされる可能性も
北欧諸国の夏至祭は国により違う
ロシアでは恋にまつわるジンクスがある
・テーブルの角に女性が座ると婚期が延びる
・恋人のプレゼントに時計はダメ。→別れたいという意味になる
・黄色い花を送ってはいけない→浮気やケンカの象徴
・贈る花の本数は奇数。→偶数は墓場に備えるとき