バッハ インベンション
- 作者: バッハ
- 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
- 発売日: 2005/02/23
- メディア: 楽譜
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確か、高校生の頃だった。この楽譜を800円で購入し、二声、三声(ベース、アルト、ソプラノの三つの声部を両手で弾く。最初の頃は手が三本欲しいと思ったものだ)と順調に進み、そのまま学生時代へと突入した。
就活やら社会人になり転勤などを経る間、ピアノもストップ。結局6年ぶりの再開となった。
基礎の2声から、もう一度。一旦合格している曲をまた弾くのは新鮮でもあり、後退してるという気分にもなったりする。
2声は両手でそれぞれの声部を弾くので、比較的すぐ終わったが、問題は3声だった。
しかし高校生の時よりはスムーズに合格していった。楽譜に騙されてはいけない。とくにテナー部分は両手で上手いことメロディーを繋げていくが、ト音記号の箇所を左で弾いたりするし、ヘ音記号とト音記号を織り混ぜてかかれてある部分もある。
四苦八苦し、ようやく最後に残した三声の七番。これが私にとって非常に難しく、まず強調したいテーマの部分が見開き二ページの右側半分の真ん中あたりなど、左手が6度の構成の和音の上の部分がテーマだったりし、とても弾きにくかった。テンポも一定に保たないとダメだし、もう暗譜してしまおうと暗譜もしたが、全然だめ。
結局、半年間かけてようやく合格した。やっと次の楽譜にいける。こんなに時間がかかるとはね。
でもバッハのインベンション、一種の脳トレみたいで面白かったよ。