LA PINA I LOVE TOKYO
嬉しかったのは、この本は面白そうだと思って読んみて、
「あー、面白かった~!」
と読んでから一週間~二週間後。
この著者夫妻が、
「世界一受けたい授業」の番組に先生として出ていた、ということだ。
やっぱり面白かったんだ、この本。
わたしが過去にイタリアを一周しワクワクしたように、この夫妻も普段とは異なる文化である日本に来て、色々楽しんでいる模様が色々な切り口から描かれている。
時差ボケをどうするか
といった旅人として参考になりそうな記載もあり、今度試してみようと思っている。
さて1ページ目は、著者が日本で日本語版が出版されることにドキドキワクワクしてるけど、恥ずかしくもありという様子が伝わってくる。この本、実はイタリアで驚異的ベストセラーなのだ。
イタリア人から見た日本とは?東京とは?
ニューヨークとはまた違う、小さい頃に見たアニメの世界そのもの、だそうだ。その頃に見た夢が現実になる町、それが東京。
イタリアの友達が日本へ旅立つたびに、著者は何度も友達のために地図を書いた。
それをまとめたのがこの本、ということだ。
わたしが面白いな、と思ったのは
「このページ、この章を読むときはこのサントラを聞いて。写真はこれね。」と著者が指示をしていること。写真付きの旅行記はあるが、あまりQRコードから見たことがない。
それにここではコレというサントラを指示される本というのははじめてだ。イタリアの本はそんな本が多いのだろうか?
一章 出発前の準備
1、日本の天気予報をチェック。コーディネートを考える
2、アマゾンで買った炊飯器でお米を炊き、胃腸準備
3、日本の映画を見て日本語に耳をならす。何を言ってるか分からないけど、それでも楽しい
1と3は分かる。2の胃腸の準備というところは驚いた。わたしも次に海外に行くとき、参考にしようかな。
スーツケースの準備
→この著者のスーツケースの中身は日本で買ったファンシーなポーチでいっぱいだ。ファンシーなのはともかく、
「複数大小様々なポーチでしっかり整頓している」
というところを真似してみたい。
スーツケースにしっかり入れるべきもの
・保湿クリームとヘアコンディショナー
・お薬セット
・海外旅行用変換プラグ
↑基本です。もちろん私も旅行に行くときは準備する。著者によると、お薬は日本の薬は成分控えめでイタリア人のわたしたちには十分でない とのこと。ということは、日本人のわたしたちにはイタリアの薬はキツいってこともありうる
著者は行きしなはスーツケースを空で出発と勧めるが自身は最初からパンパンだそう。
ドンキか東急ハンズかロフトでスーツケースを買い足すそうだ。
あとはイタリアから日本行きのチケットについて効率やコスパの良い方法が書かれていたが割愛する。
著者おすすめの日本の映画・テレビ
わたしはどれも見たことがないな。
以下書きます。
・ロスト イン トランスレーション
・ザ ラーメン ガール
・崖の上のポニョ
・SAYURI
・恋空
・深夜食堂
・テラスハウス
いつ、日本に行くか
春 → お花見がお勧め。ピンクが好きならこの季節
夏 → 恐ろしい暑さでジメジメしている 蝉の声を聞きたくてイタリアにない不思議な味の飲み物が飲みたいならこの季節
秋 → 赤や黄色の無数のグラデーション。紅葉。
冬 → 寒い。ミラノと同じくらい。クリスマスイルミネーションが最高。この国では何故かイチゴのショートケーキとフライドチキンを食べるのが定番みたいよ
気になったポイントは、ではイタリアではクリスマスに何を食べる習慣があるんだろう。
どこを、観光するか。チャートに答えていくと行くべき場所が分かるらしいので早速わたしもテストしてみることに。
Q 好きなのはどっち?
パンドーロ(イタリアの定番クリスマスケーキの一つ。黄金色のフワフワ生地のシンプルケーキ)
パネットーネ(イタリアの定番クリスマスケーキの一つ。ブリオッシュ生地にレーズンやオレンジピールの砂糖漬けなど混ぜて焼き上げる)
あ、さっきの疑問が解決した。上記のどちらかを食べるみたいで「どちら派?」となるそう。日本でいう「こしあん派?つぶあん派?」。
わたしはパネットーネがいいな。
ってことで次の質問へ。
Q 宝石でイメージするのは?
・ジュエリーセット
・支払いが怖い
→ジュエリーセットをイメージ。
Q どっちが好き?
・サンダル
・エスパドリーユ
エスパドリーユって何だろう。調べてみると平たい布靴だった。わたしはサンダルの方がいいかな~。
Q ファーストキスは?
・小鳥キス
・ディープキス
イタリア人らしい?質問かも。小鳥キス。
Q ダンスクィーンといえば?
・シンデレラ
・私に決まってるじゃない
シンデレラ
わたしの結果はBの銀座になりました。
銀座もいいよね。わたしも東京勤務のとき、よく仕事帰りに銀ブラしたのを思い出しました。
ホテルについて
・大手チェーン 眺望が良い。ものすごーく清潔で日本の三ツ星は、サービス、クオリティともにイタリアの四ツ星に匹敵
・ビジネスホテル
公共機関のアクセス便利でお手頃価格。でもスペースが狭い。小さなバスタブ、シャワー、トイレがコンパクトにまとまる
・カプセルホテル
完璧に節約したいときに。閉所恐怖症にはお勧めしない。お母さんのお腹にいるみたいとも言える
・ラブホテル
テーマパークのようなホテル。色々な嗜好を楽しめる
・旅館
伝統的な日本式ホテル。たたみとお布団。まさにアニメで見た世界
布団の数と部屋数を考慮すること!日本では畳の部屋にフトンを何組も敷けちゃうから、スペース欲しいときは部屋数をチェック。
→確かに。考えたことなかったけど、一人一人がある程度スペースほしいなら、この部屋なら何人までなら許容範囲と自分で決めてもいいな。
ごみの分別はイタリアの車の免許取得時の教本並
→いい得て妙。確かに。イタリアの車の教本見たことないけど、日本のごみの分別ややこしいかも。
さあ、出発
ってまだ出発してなかったの?まあいい。フライトの記述も参考になりそう。
イタリアから日本へは大体11~12時間のフライト。
持っていたら良いもの
・ストール
座席に敷いたり被ったり。お気に入りの香水をふりかけておく、というところ、成る程と思った。
・スリッパか滑り止めのついた靴下
・保湿ケア用品 ハンドクリーム、リップ、顔用クリーム。
・ネックピロー
→わたしも今年から取り入れてみたけど、確かに楽。
・マスク
時差ボケについて
コツは日本についた初日は夜まで寝ないのがコツ。昼寝もダメ。どうしても真夜中ギンギンに目が覚めるなら日本のテレビを見ると面白い。トーク番組か食レポか天気予報がやっているはず。日本語が分からなくても面白い。
朝の6時~7時はNHKでこども番組が始まるからイタリア人にとって救い。こども達が賑やかなぬいぐるみ達と踊り出す番組。ぬいぐるみとは街で出くわすこともあるよ。
下記に眠気を誘ってくれる食べ物を紹介
→これはわたしは次回の旅行に取り入れようと思っている
・キウイ
ベッドに入る一時間前に二個食べると早く眠れて眠りも深い
・炭水化物(おにぎりなど)
わくわく、ドキドキ、そろそろ、バタバタ
オノマトペはイタリアではこどもは使うけど大人はあまり使わない
→そうなんだ。初めて知った。
二章 日本の挨拶とマナー
日本人のわたしでも、よくわからない部分があるが、イタリア人のこの著者が言うのは
まあ、お行儀よくしましょう。
ってこと。イタリア人にとって日本人は他の惑星レベルで違う、ということがわかったらしい。
・お辞儀
・名刺
・両手で
基本です。
・行列
順番にキチンと並んで、それが神経をイラつかせることなくサクサク進むなんて。この世にあるとは。
・尋ねる
日本人は英語がそう得意でないのかな?英語が話せなくて恥ずかしくて逃げる人もいる
・靴を脱ぐ
お寺や、家にあがるときは靴を脱ぎます。一部の居酒屋さんでも。だからお洒落な靴下も東京で調達しちゃおう
・お土産
残らず消費できるものがベスト
・テーブル
お箸の練習をしておきましょう
・使用後はきれいに
どこもかしこも使用後すら清潔なことが多い日本。
そこがとても魅力的。
禁止事項
→言われてみて、分かった。確かに禁止事項多いな。
・人前で鼻をかまない
→わたしは別にいいと思うんだけど・・・禁止されてるのかな?あまり見かけないから著者は禁止だと思ってるみたい。
・喫煙スペース以外でのタバコは禁止
→当然。
・人前でイチャイチャしない
→日本人で公共の場でイチャイチャしてる人をあまり見かけないから著者はそう思ってるのかな?
マナーの問題
・わめかない
→ダメ。いやダメだけど大声の人はいるような。
・行列して、待つ
→当然
・車内で通話禁止
→当然
・タクシーのドアを自分で開けない
→日本のは自動です
イタリアでは行列ができる=何かうまくコトが運んでない
ということ。
行列のできるレストランはイタリアでは
「何か問題のありそうなレストラン」
3章 出かけよう
車、タクシー、地下鉄、バス、電車、ヘリ、飛行機、ありとあらゆる乗り物が動いているのに、ものすごい静かなのが日本。
→確かに。海外に行くとどこも結構騒々しかった。それが面白かったりするけど。
日本では電車内で居眠りする人をよく見かけます。人前で寝てしまうことは恥ずかしがることではないようです。立ったまま寝る人も目撃。すごい。イタリアでは殆ど見かけない光景。そして降りる駅の手前でちゃんと起きられるのもすごい。
(目覚ましアプリがあるようです)→わたしもこんなアプリ、初めて知った。
タクシーの記述が、面白かった。レースの世界が広がっています、だって。確かにシート、ヘッドレスト、カバーできるところは全部、白いレース。
エレベーターについて
イタリアと違い日本の1階はイタリアの地上階。日本の2階がイタリアの1階。B1は地下1階。Bって何よ!とのこと。
日本のエレベーターは失礼。アタックを肩にくらわします。だから「開」ボタンを押してあげるのが親切。
そして、エレベーターはやたらと話しかけてきます、だって。
わかるわ、これ(笑)
たまに、物凄い速いエレベーターもあります。
話しかけてくるのはエレベーターだけでなく、信号機もお風呂も地下鉄のドアも日本語で話しかけてきます。どうしろっていうの?
確かに。わたしもイタリア語で色々エレベーターやら地下鉄のドアやらお風呂やらに話しかけられたら困るなー。
台湾の駅構内切符券売機やエスカレーターには話しかけられたことがあるけど、中国語だし、勉強になるな、としか思ってなかった。
そして、著者はコインロッカーの便利さについても便利な小さいクローゼットと表現。
イタリアには売ってない温かいお茶のペットボトルをポケットに入れてみる、というのも面白いかも。
コンビニとおにぎりの種類も書いてあった。やはり著者はツナマヨが好きなようだ。おにぎりを開けるあのビニールの手順も難しいとのこと。
4章 なに食べる?
東京では、もちろんお寿司を含む日本料理から中華、韓国料理、エスニック料理、ありとあらゆる料理が食べられる。
デコ料理
ポムポムプリンのカレーに、ぐでだまを模した卵ののった、カルボナーラ。キティちゃんがパンに。そしてコップふちいっぱいにキティちゃんの顔が。
可愛くて美味しいよ
とのこと。わたしは食べたことない。
・居酒屋
・お好み焼き
・もんじゃ焼き
・しゃぶしゃぶ
・焼き鳥
・たこ焼き
の説明が書かれてあった。
そして、おてふきについて。イタリアではナプキンが一般的だけど日本では熱々か冷や冷やのタオルが出てきます、だって。これも日本独特。
ドリンクについて
・ビール
・日本酒→ワインみたいにクオリティ高いのもあるよ、とのこと。確かに。
・焼酎
→イタリアでは日本酒と焼酎を混同している人が多いよう。
・日本製ウィスキー
著者によると、世界で一番美味しいお酒とのこと。賞も総なめ
・梅酒
・カクテル
・お茶(種類が多い)
面白いドリンクとして紹介されていたもの
・デカビタ
・ミルクセーキ
・ソルティライムソーダ
・ブドウカルピス
・オレンジカルピス等
どれも、わたしは飲んだことがないかも。
スイーツの説明
・和菓子
・団子
・どら焼き
・餅
・タイヤキ
・西洋スイーツ
→著者いわく、ヨーロッパで食べるより美味しいとのこと。
5章 東京スタイル
著者は日本で昼はウエイトレスをして夜はDJをしたいそう。日本語を勉強中だそうです。
ひらがなとカタカナ、漢字の3つの文字があります、と書いてあった。
お買い物天国
購買欲を、そそる街なのが東京。
確かに。ファッションにあまり興味がなく、頑張ってファッションの本を読むわたしでも、東京に行くとつい服や小物を買ってしまう。
あと、著者が指摘してるのが何故か大きめの靴を履いている女性が多いとのこと。イタリアではジャストサイズがスタンダード。
イタリアのクレジットカードが日本でも使えるかきちんと確認すること。
セブンイレブンのATMはイタリアのカードが使えます。
あと、SMBC信託銀行も引き出しが出来ます。
着物と浴衣
包装とパッケージ
風呂敷文化。紙包みも得意。本にまでカバーをかけます。
制服、コスプレ、メイドさんについての記載もありました。
6章 きれいで清潔
ピカピカ。ごみは自分の家に持ち帰る習慣もある。
日本では6歳から教室やトイレ掃除するし、給食をサーブしている。トイレは特別なスリッパで入るレストランも。(寒気がするほど、ひどいデザイン)トイレスリッパにデザイン性を求められるとは。
「世界一受けたい授業」の番組でこの夫妻に大量の便所スリッパが贈呈されていた。
トイレについて
ハイテクな洗浄機能付き便座か、シンプルな和式便座か。極端だ。
→確かに、中間がないかもしれない。和式のハイテクな洗浄機能付き便座って見たことがない。
銭湯
温泉
についても書いてあった。