空から日本を見てみよう 富山県 黒部峡谷・黒部ダム

筆子さんの本箱チャレンジ実施中(家にある未視聴の自分の本・DVDを消費しつくすまで新しいものは買わないこと)。このDVDは富山県黒部ダムについてのDVDで、去年11月頃購入したもの。

見てみることにした。

黒部峡谷黒部ダムの存在は勿論知っているし、他の番組でも見たことがあるけど、富山県には行ったことがない。
だから最初から知らないことばかりで面白かった。

まずは宇奈月温泉駅からスタート。延楽という老舗旅館は温泉に入ると窓から見える景色が天然の絵画のようで素敵だった。春夏秋冬色々な大自然の風景が楽しめる。

カフェ・ボンフィーノ宇奈月店では、足湯しながらアイスが食べられる。
また、町では電気で走るバスが巡っていたり、電気自動車の貸し出しもやっていたりして面白い。(2018年現在は、車の貸し出しはやっていない様子)

そして、くもじい達は
新柳河原発電所→跡曳水路橋→七号源泉(黒薙温泉旅館)→出し平ダムと飛んでいく。

くもじいたちは引湯管を通すトンネルに入るおじさんを発見する。ついていくと、七号源泉に。

七号源泉では吹き出す源泉を、工事のおじさんが湯の花を取り除く作業が面白かった。これをしないと血管が詰まるようにパイプも詰まり、黒薙温泉や宇奈月温泉まで迷惑をかけるらしい。工事の頻度は月1とのこと。

それから黒部川第二発電所→東鐘釣山→鐘釣駅→小屋平ダム欅平駅と飛んでいく。

さて、欅平駅で改札とは反対方向に行く人々を発見する。関西電力で働く人たちで、黒部ルート入り口でもある。ここから、一般の人では入れない黒部ルートの電車を使い、そして空からも黒部ダムへと目指す。黒部峡谷の「水平歩道」は幅数十センチで一歩踏み外すと1000メートル下へ。そんなところに道をつくるなんて、そして今でもそこを使って色々な工事や整備をしてるなんて本当にすごい。

阿曽原温泉小屋→仙人谷駅→黒部川第四発電所→十字峡と進む。

阿曽原温泉小屋もすごい。毎年必ず雪崩などで危険なため解体してまた山小屋オープンのときに組み立て直して、という秘境の小屋。欅平駅から徒歩六時間の小屋である。一泊2食付きで9500円ほど。電力開発時代のトンネルがいくつか残っており、小屋営業中は洗濯物干しや、温泉に利用されている。小屋が閉店中のときは小屋の資材が収納される。
また、この小屋から更に徒歩5時間のところには仙人温泉という秘境中の秘境もある。

十字峡は冠松次郎という人が発見し絶景だ。このDVD、山と急峻な谷ばかりだ。それでも、とてもきれいそう。黒部峡谷鉄道のトロッコ電車、乗ってみたい。

いよいよ最後は黒部ダムへ。総貯水量二億立法メートル。ダム内の流れ着いた流木を船で集めてリサイクルしているのが面白い。また、ガルベは黒部湖の遊覧船である。

この黒部ダムの辺りも行ってみたいが、行き方がイマイチ不明であった。黒部ルート見学会なるものもあるそうだが、応募倍率が10倍らしい。立山黒部アルペンルートというのもあるそうだ。いずれにせよ、黒部ダムは年間100万人にのぼる観光客が来ていて人気のスポットである。

知識でしか知らない土地を映像を通してみてみて、分かりやすかった。いつか行ってみたい場所のひとつ。山小屋の存在も初めて知った。