乙嫁語り 1~10

乙嫁語り コミック 1-10巻セット

1巻と2巻は、東京から大阪に転勤するときに、送別品としてもらった。
主人公がわたしに似ているから、ということだった。
読んでみると、国際文化学科であり世界の国々に興味津々なわたしは、その漫画の内容と中央アジアコーカサス地方の文化が垣間見れてとても面白かった。
著者森薫さんの絵も凄く丁寧できれい。
猟のやり方、パンの焼き方、狩の仕方、漁の仕方、銛の突き方、結婚の制度、布支度の方法、父性制度、家畜との付き合い方、女性の仕事と男性の仕事、などこの地方ならでは、でおそらく少し次代が遡っている頃と思われる記載が楽しい。

3巻から先は自分で購入した。

主人公も巻ごとに変わる。何回か出てくる人もいる。わたしに似ていると言われた1巻の主人公は20歳のアミル。女性は10代でこの年での結婚は、この時代の中央アジアでは遅いとされる。
そんな中、結婚することになるが、お互いに結婚式が初対面になる。だから布を取り結婚相手の顔を見るまでは、物凄いお年寄りのおじいさんが出てくると思っていた。

しかし、アミルの結婚相手は8歳年下のカルルク12歳。
カルルクは何でも出来るが天然のアミルに惹かれていく。アミルは狩りが得意。
カルルクは男らしくしたいのに男の子感が抜けず修行を開始する。

この時代・この地方の親戚や親族の関係も分かる。

また、何巻だったか、サームとサーミという男の子たち兄弟が、おてんば中のおてんば双子女子と結婚するはめになる物語も面白い。

アミルの友達で、人間関係に対して不器用なパリヤさんも男性に対し不自然な態度が取れるかな。

イギリス人のスミスさんも謎多き青年。おそらく20代半ば~30代半ばだと思われるが医師を名乗りこの地域一帯を旅している。パリッとしたシャツを着ていて眼鏡をかけているが、イギリス人というより日本人ぽく見える。

色々な巻ごとの登場人物は関係があったり無かったり。主人公たちは同時進行的にそれぞれが物語を展開していく。

次巻も楽しみだ。

BROOKLYN STREET STYLE    ブルックリン ストリートスタイル

ブルックリン・ストリート・スタイル ファッションにルールなんていらない

読むのに、とても苦労した本。ブルックリンのストリートファッションについての本だ。写真だけ見ている分には、着こなし方、遊び心の入れ方、自分自身の表現方法、デザインについて学びがあるので、面白い。
しかし、文章を読むのがとても苦痛だった。見開きの左にファッションを着こなしている人物の写真、右に文章が載っていることが多いが、左の人物について書いてあるとは限らない。
どこの誰の○○さんは、こういう着こなしで~・・
と文章のみ書いてあったり、○○さんの写真が一切無かったり。
色々混乱する部分があった。
左の写真の人物と、右の文章の人物が一致しているときは面白く読めた。

あと、著者がひいきしていると思われるジェニファー・マンキンスさんの写真は高い頻度で出てくる。
わたしはあまり好みでも嫌いでもないが、彼女は柄物オン柄物で柄物のバッグを持ち、それが妙にマッチしている。

では、わたしの気に入ったもの・興味を持ったものを下記に紹介する

・黒人と白人を両親に持つパリ育ちのミシェルの大柄ひまわり柄ワンピの着こなし。肌が独特できれい。黒人と白人のハーフの人を初めて見た。

・カジュアルでありながら、どこかクラシックな装いのリチャーズ。イサベルマランのバイカージャケットにフレームのジーンズ、ラグボーンのTシャツ、タビサシモンズのオクスフォードシューズで海辺の岩場を歩く。
カッコいいので真似してみたい。

・ブルックリンで最も美しくかっこいい肉屋ウィリアムズバーグのミートフックの制服。淡い青いジーンズ生地のワイシャツの上に白いエプロンで腰に金の鎖を巻いている。肉屋っていう感じなのにどこかオシャレ。


・オーロラ ジェイムズという人が付けているアフリカのマサイ族が作ったビーズのネックレス。すごく独特で、でもきれいに出来ている。ビーズで色々作るわたしにとって、興味がわいた記事のひとつ。

・ヒラリー ロバートソンの言葉が好き。
「旅はすべき。肘掛椅子に座って雑誌の旅のページをめくるだけでもいい。旅をすれば自分がどういう感性でアイテムを選んでいるのか全て分かるはずよ。」

・服で遊んでる、クリスチャンジョイ。白いざっくりしたしっかりした生地のワンピに胸からお腹まである赤い渦巻き、お腹から膝まである赤い渦巻きが描かれて印象的。

・クロマットの服を着るベッカ マッカーレン。骨組みのような白黒の下着に上から鳥かごのような骨組みは黒だけど、その間は透明なポンチョを着ている。

他にも手作り小物のお店をしている人、個性的なスニーカーばかり集めている人、様々な帽子をかぶりこなす人、男か女か写真では見分けがつかない人など、個性あふれる人が沢山出てきた。

昆ブック

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昆布の本なんて初めて見たよ。

礼文島のお土産屋さんで思わず手に取り、買ってしまった本。

ツアー客達が、美味しそうなホッケやウニや昆布を大量に買うのを尻目に、わたしはこの本に目をつけた。

稚内利尻島礼文島一帯で採れた昆布は全て
利尻昆布(りしりこんぶ)」
という。
かつて、この一帯で話し合った結果、
「りしりこんぶ」
という名前が一番しっくりくる
ということで、この名前にしたそうだ。

リシリコンブの一生は二年。
一年目は水昆布といわれ、薄くダシがでないそう。

秋には枯れて、根から二年目の葉がのびる。二年目の6月~7月に最も長く幅広くなる。

リシリコンブには天然と養殖があるが養殖の方が長くて幅広い。

天然昆布漁は決められた時間しか出来ない。
昆布漁の信号旗が上がる。

リシリコンブ養殖の2年間の図、というのが面白かった。縄に巻き付けて種付けしたりクサトリしたり玉つけしたり見回りしたり。手間がかかっている。
一年目のロープと二年目のロープがあるようだ。

そして昆布での良いダシの取り方や、とろろ昆布の食べ方の色々が紹介されていた。とろろ昆布の手で削った版の、おぼろ昆布は買って食べてみたが、とても美味しかった。

最後に関西出身の漁の嫁さん、島の子ユルキュラのあつもん、昆布博士の会話が記載されていた。その会話によると、

昆布のヌルヌルはフコイダンといい、がん予防に効果あり。

育毛、発毛効果あり。睡眠にも良い。

血糖値やコレステロール値も下げる。

食べ過ぎると消化不良を起こす場合があるので適度に食べる。

礼文島バスガイドさんによると、海岸で足について昆布に巻き付かれて持ってきてしまっても、許可なく昆布漁することは固く禁じられているので絶対ダメだということだった。
許可を持つ漁師さん、その家族でも決められた短い時間しか漁をしてはいけないとのことだった。

愛でメシが食えるかって?愛でこそ食えるんだよ!

愛でメシが食えるかって? 愛でこそ食えるんだよ

地球は46億歳ではなく、79億歳だということにまずびっくりした。

著者の金城さんは、その地球を眺めているところの記憶からあるそうだ。
地球に下りるとき、記憶を持っていては生きにくいから皆忘れて来るそうだ。

金城さんは地球レスキューの一員で、レスキューのバッチを持つ人も分かるという。

赤ちゃんのとき、上から寝返りのエクササイズをしなさい、などと指令が来るので寝返りの練習をしたという。利き足、に苦戦した模様。

いきなり話は飛ぶが、なぜみんな、生存ばかり気にしていて、やりたいことをやらないのだろう。
どうして悪徳商法で稼いだ金で困っている人を助けるというと、そのお金は使いたくありません、とい人が出るのだろう。
お金はお金で、良いも悪いも無いのに。

愛があればOKなのに。

サウジの国王クラスのお金持ちは上層クラスでお金が有り余ってどう使うかに頭を捻らせている。わたしたちがお金持ちとしているのは中間層。貧しい心を持つ人が下層。

でも、結局は自愛が基本。お給料だって、サラリーマンになった瞬間に自分で決めているも同然。
もし、自分にこれが相応しいと思えば100円だろうが10000円だろうが100万円だろうが気にせず買う。それが豊かさ。
自分だって神様の分身。神社にいって神様が居たら俺と代われと言うらしい。
でも皆、神様の分身だから、ね。
そんな人が生存することに必死になり、やりたくないことに毎日の大半を費やし、わずかなお給料を必死に貯金し、保険会社にも生涯多くの保険代を払う。

将来安泰だから、という理由で大企業に入ったり公務員になったりしているとしたら、それはつまらない。
市民の幸せのために働きたい、という動機なら公務員もあり。

神様の分身にそんなことさせるな。自分が本当にやりたいことをやる。何を地球で創造出来るか、表現できるかを考える。

犬にですら同情される人間。犬は愛を感じながらおよそ10年の時を過ごすが、人間は愛を感じないまま、およそ80年を過ごすという。犬が正気?と言ってきたらしい。


というような内容だった。わたしは過去の記憶は2歳の頃が最も古いが、小さい頃は空気や周囲と一体化していて、全てがワタシという感覚だった。肉体にフォーカスすると、いけない、と思いすぐに全体意識に戻った記憶が薄ボンヤリある。
あと小さい頃から強く強く思っていたことは、

・人に対してとにかく親切にすること
・嘘は絶対つかないこと

だった。こどもの頃は大体において上記二つを守れていたが、大人になると・・・
それから、小5のときに、生まれる前の赤ちゃんは滑り台を下りてくる、という内容のことを絵と文で書いたことがある。

あとから色々それが本当らしいことを知った。
自愛が大事。自分に相応しいモノや体験を享受しよう。お金は心が豊かなだけ分、入ってきます。

LA PINA I LOVE TOKYO

I LOVE TOKYO

嬉しかったのは、この本は面白そうだと思って読んみて、
「あー、面白かった~!」

と読んでから一週間~二週間後。
この著者夫妻が、
世界一受けたい授業」の番組に先生として出ていた、ということだ。

やっぱり面白かったんだ、この本。

わたしが過去にイタリアを一周しワクワクしたように、この夫妻も普段とは異なる文化である日本に来て、色々楽しんでいる模様が色々な切り口から描かれている。

時差ボケをどうするか

といった旅人として参考になりそうな記載もあり、今度試してみようと思っている。

さて1ページ目は、著者が日本で日本語版が出版されることにドキドキワクワクしてるけど、恥ずかしくもありという様子が伝わってくる。この本、実はイタリアで驚異的ベストセラーなのだ。
イタリア人から見た日本とは?東京とは?

ニューヨークとはまた違う、小さい頃に見たアニメの世界そのもの、だそうだ。その頃に見た夢が現実になる町、それが東京。

イタリアの友達が日本へ旅立つたびに、著者は何度も友達のために地図を書いた。
それをまとめたのがこの本、ということだ。

わたしが面白いな、と思ったのは
「このページ、この章を読むときはこのサントラを聞いて。写真はこれね。」と著者が指示をしていること。写真付きの旅行記はあるが、あまりQRコードから見たことがない。
それにここではコレというサントラを指示される本というのははじめてだ。イタリアの本はそんな本が多いのだろうか?

一章 出発前の準備
1、日本の天気予報をチェック。コーディネートを考える
2、アマゾンで買った炊飯器でお米を炊き、胃腸準備
3、日本の映画を見て日本語に耳をならす。何を言ってるか分からないけど、それでも楽しい

1と3は分かる。2の胃腸の準備というところは驚いた。わたしも次に海外に行くとき、参考にしようかな。

スーツケースの準備
→この著者のスーツケースの中身は日本で買ったファンシーなポーチでいっぱいだ。ファンシーなのはともかく、

「複数大小様々なポーチでしっかり整頓している」

というところを真似してみたい。

スーツケースにしっかり入れるべきもの
・保湿クリームとヘアコンディショナー
・お薬セット
・海外旅行用変換プラグ

↑基本です。もちろん私も旅行に行くときは準備する。著者によると、お薬は日本の薬は成分控えめでイタリア人のわたしたちには十分でない とのこと。ということは、日本人のわたしたちにはイタリアの薬はキツいってこともありうる

著者は行きしなはスーツケースを空で出発と勧めるが自身は最初からパンパンだそう。
ドンキか東急ハンズかロフトでスーツケースを買い足すそうだ。

あとはイタリアから日本行きのチケットについて効率やコスパの良い方法が書かれていたが割愛する。

著者おすすめの日本の映画・テレビ
わたしはどれも見たことがないな。
以下書きます。
・ロスト イン トランスレーション
・ザ ラーメン ガール
崖の上のポニョ
SAYURI
・恋空
深夜食堂
テラスハウス


いつ、日本に行くか

春 → お花見がお勧め。ピンクが好きならこの季節

夏 → 恐ろしい暑さでジメジメしている 蝉の声を聞きたくてイタリアにない不思議な味の飲み物が飲みたいならこの季節

秋 → 赤や黄色の無数のグラデーション。紅葉。

冬 → 寒い。ミラノと同じくらい。クリスマスイルミネーションが最高。この国では何故かイチゴのショートケーキとフライドチキンを食べるのが定番みたいよ

気になったポイントは、ではイタリアではクリスマスに何を食べる習慣があるんだろう。

どこを、観光するか。チャートに答えていくと行くべき場所が分かるらしいので早速わたしもテストしてみることに。

Q 好きなのはどっち?
パンドーロ(イタリアの定番クリスマスケーキの一つ。黄金色のフワフワ生地のシンプルケーキ)
パネットーネ(イタリアの定番クリスマスケーキの一つ。ブリオッシュ生地にレーズンやオレンジピールの砂糖漬けなど混ぜて焼き上げる)

あ、さっきの疑問が解決した。上記のどちらかを食べるみたいで「どちら派?」となるそう。日本でいう「こしあん派?つぶあん派?」。


わたしはパネットーネがいいな。
ってことで次の質問へ。

Q 宝石でイメージするのは?
・ジュエリーセット
・支払いが怖い

→ジュエリーセットをイメージ。

Q どっちが好き?
・サンダル
エスパドリーユ
エスパドリーユって何だろう。調べてみると平たい布靴だった。わたしはサンダルの方がいいかな~。

Q ファーストキスは?
・小鳥キス
・ディープキス
イタリア人らしい?質問かも。小鳥キス。

Q ダンスクィーンといえば?
・シンデレラ
・私に決まってるじゃない

シンデレラ

わたしの結果はBの銀座になりました。

銀座もいいよね。わたしも東京勤務のとき、よく仕事帰りに銀ブラしたのを思い出しました。


ホテルについて
・大手チェーン 眺望が良い。ものすごーく清潔で日本の三ツ星は、サービス、クオリティともにイタリアの四ツ星に匹敵

・ビジネスホテル
公共機関のアクセス便利でお手頃価格。でもスペースが狭い。小さなバスタブ、シャワー、トイレがコンパクトにまとまる

・カプセルホテル
完璧に節約したいときに。閉所恐怖症にはお勧めしない。お母さんのお腹にいるみたいとも言える

・ラブホテル
テーマパークのようなホテル。色々な嗜好を楽しめる
・旅館
伝統的な日本式ホテル。たたみとお布団。まさにアニメで見た世界

布団の数と部屋数を考慮すること!日本では畳の部屋にフトンを何組も敷けちゃうから、スペース欲しいときは部屋数をチェック。
→確かに。考えたことなかったけど、一人一人がある程度スペースほしいなら、この部屋なら何人までなら許容範囲と自分で決めてもいいな。

ごみの分別はイタリアの車の免許取得時の教本並
→いい得て妙。確かに。イタリアの車の教本見たことないけど、日本のごみの分別ややこしいかも。

さあ、出発
ってまだ出発してなかったの?まあいい。フライトの記述も参考になりそう。

イタリアから日本へは大体11~12時間のフライト。
持っていたら良いもの

・ストール
座席に敷いたり被ったり。お気に入りの香水をふりかけておく、というところ、成る程と思った。

・スリッパか滑り止めのついた靴下
・保湿ケア用品 ハンドクリーム、リップ、顔用クリーム。

・ネックピロー

→わたしも今年から取り入れてみたけど、確かに楽。

・マスク


時差ボケについて
コツは日本についた初日は夜まで寝ないのがコツ。昼寝もダメ。どうしても真夜中ギンギンに目が覚めるなら日本のテレビを見ると面白い。トーク番組か食レポか天気予報がやっているはず。日本語が分からなくても面白い。
朝の6時~7時はNHKでこども番組が始まるからイタリア人にとって救い。こども達が賑やかなぬいぐるみ達と踊り出す番組。ぬいぐるみとは街で出くわすこともあるよ。

下記に眠気を誘ってくれる食べ物を紹介
→これはわたしは次回の旅行に取り入れようと思っている

・キウイ
ベッドに入る一時間前に二個食べると早く眠れて眠りも深い

・アーモンドとクルミ
クルミメラトニン豊富

・炭水化物(おにぎりなど)

わくわく、ドキドキ、そろそろ、バタバタ
オノマトペはイタリアではこどもは使うけど大人はあまり使わない
→そうなんだ。初めて知った。


二章 日本の挨拶とマナー

日本人のわたしでも、よくわからない部分があるが、イタリア人のこの著者が言うのは

まあ、お行儀よくしましょう。

ってこと。イタリア人にとって日本人は他の惑星レベルで違う、ということがわかったらしい。

・お辞儀
・名刺
・両手で

基本です。

・行列
順番にキチンと並んで、それが神経をイラつかせることなくサクサク進むなんて。この世にあるとは。

・尋ねる
日本人は英語がそう得意でないのかな?英語が話せなくて恥ずかしくて逃げる人もいる

・靴を脱ぐ
お寺や、家にあがるときは靴を脱ぎます。一部の居酒屋さんでも。だからお洒落な靴下も東京で調達しちゃおう

・お土産
残らず消費できるものがベスト

・テーブル
お箸の練習をしておきましょう

・使用後はきれいに
どこもかしこも使用後すら清潔なことが多い日本。
そこがとても魅力的。


禁止事項
→言われてみて、分かった。確かに禁止事項多いな。

・人前で鼻をかまない
→わたしは別にいいと思うんだけど・・・禁止されてるのかな?あまり見かけないから著者は禁止だと思ってるみたい。

・喫煙スペース以外でのタバコは禁止
→当然。

・人前でイチャイチャしない
→日本人で公共の場でイチャイチャしてる人をあまり見かけないから著者はそう思ってるのかな?
マナーの問題

・わめかない
→ダメ。いやダメだけど大声の人はいるような。

・行列して、待つ
→当然

・車内で通話禁止
→当然

・タクシーのドアを自分で開けない
→日本のは自動です

イタリアでは行列ができる=何かうまくコトが運んでない
ということ。
行列のできるレストランはイタリアでは
「何か問題のありそうなレストラン」

3章 出かけよう
車、タクシー、地下鉄、バス、電車、ヘリ、飛行機、ありとあらゆる乗り物が動いているのに、ものすごい静かなのが日本。
→確かに。海外に行くとどこも結構騒々しかった。それが面白かったりするけど。

日本では電車内で居眠りする人をよく見かけます。人前で寝てしまうことは恥ずかしがることではないようです。立ったまま寝る人も目撃。すごい。イタリアでは殆ど見かけない光景。そして降りる駅の手前でちゃんと起きられるのもすごい。
(目覚ましアプリがあるようです)→わたしもこんなアプリ、初めて知った。

タクシーの記述が、面白かった。レースの世界が広がっています、だって。確かにシート、ヘッドレスト、カバーできるところは全部、白いレース。

エレベーターについて
イタリアと違い日本の1階はイタリアの地上階。日本の2階がイタリアの1階。B1は地下1階。Bって何よ!とのこと。
日本のエレベーターは失礼。アタックを肩にくらわします。だから「開」ボタンを押してあげるのが親切。
そして、エレベーターはやたらと話しかけてきます、だって。
わかるわ、これ(笑)
たまに、物凄い速いエレベーターもあります。
話しかけてくるのはエレベーターだけでなく、信号機もお風呂も地下鉄のドアも日本語で話しかけてきます。どうしろっていうの?
確かに。わたしもイタリア語で色々エレベーターやら地下鉄のドアやらお風呂やらに話しかけられたら困るなー。
台湾の駅構内切符券売機やエスカレーターには話しかけられたことがあるけど、中国語だし、勉強になるな、としか思ってなかった。

そして、著者はコインロッカーの便利さについても便利な小さいクローゼットと表現。

イタリアには売ってない温かいお茶のペットボトルをポケットに入れてみる、というのも面白いかも。


コンビニとおにぎりの種類も書いてあった。やはり著者はツナマヨが好きなようだ。おにぎりを開けるあのビニールの手順も難しいとのこと。

4章 なに食べる?
東京では、もちろんお寿司を含む日本料理から中華、韓国料理、エスニック料理、ありとあらゆる料理が食べられる。

デコ料理
ポムポムプリンのカレーに、ぐでだまを模した卵ののった、カルボナーラ。キティちゃんがパンに。そしてコップふちいっぱいにキティちゃんの顔が。
可愛くて美味しいよ
とのこと。わたしは食べたことない。

・居酒屋
お好み焼
もんじゃ焼き
・しゃぶしゃぶ
・焼き鳥
・たこ焼き

の説明が書かれてあった。
そして、おてふきについて。イタリアではナプキンが一般的だけど日本では熱々か冷や冷やのタオルが出てきます、だって。これも日本独特。

ドリンクについて
・ビール
・日本酒→ワインみたいにクオリティ高いのもあるよ、とのこと。確かに。
・焼酎
→イタリアでは日本酒と焼酎を混同している人が多いよう。
・日本製ウィスキー
著者によると、世界で一番美味しいお酒とのこと。賞も総なめ

・梅酒
・カクテル
・お茶(種類が多い)

面白いドリンクとして紹介されていたもの
・デカビタ
ミルクセーキ
ソルティライムソーダ
・ブドウカルピス
・オレンジカルピス等

どれも、わたしは飲んだことがないかも。

スイーツの説明
・和菓子
・団子
・どら焼き
・餅
・タイヤキ
・西洋スイーツ
→著者いわく、ヨーロッパで食べるより美味しいとのこと。

5章 東京スタイル
著者は日本で昼はウエイトレスをして夜はDJをしたいそう。日本語を勉強中だそうです。
ひらがなとカタカナ、漢字の3つの文字があります、と書いてあった。


お買い物天国
購買欲を、そそる街なのが東京。
確かに。ファッションにあまり興味がなく、頑張ってファッションの本を読むわたしでも、東京に行くとつい服や小物を買ってしまう。

あと、著者が指摘してるのが何故か大きめの靴を履いている女性が多いとのこと。イタリアではジャストサイズがスタンダード。

イタリアのクレジットカードが日本でも使えるかきちんと確認すること。
セブンイレブンのATMはイタリアのカードが使えます。
あと、SMBC信託銀行も引き出しが出来ます。

着物と浴衣
包装とパッケージ
風呂敷文化。紙包みも得意。本にまでカバーをかけます。
制服、コスプレ、メイドさんについての記載もありました。

6章 きれいで清潔
ピカピカ。ごみは自分の家に持ち帰る習慣もある。
日本では6歳から教室やトイレ掃除するし、給食をサーブしている。トイレは特別なスリッパで入るレストランも。(寒気がするほど、ひどいデザイン)トイレスリッパにデザイン性を求められるとは。
世界一受けたい授業」の番組でこの夫妻に大量の便所スリッパが贈呈されていた。

トイレについて
ハイテクな洗浄機能付き便座か、シンプルな和式便座か。極端だ。
→確かに、中間がないかもしれない。和式のハイテクな洗浄機能付き便座って見たことがない。


銭湯
温泉
についても書いてあった。

福福 台湾開運旅行

福福台湾開運旅行

台湾に行く前に図書館で借りてハマって、欲しくなってわざわざ大阪のMARUZENジュンク堂まで買いにいった本。

台湾は三回行ったことがある。
1回目は2011年3月の震災直後。気分が沈み台湾を全く楽しめなかった。そのとき3000元ぐらい余らせて全て寄付してしまった。二度と行かないと思っていた。

2回目。別の台湾好きの友達から誘われた。台北から台中、日月潭、台南をめぐり再び台北へ自力で行くプラン。これが滅茶苦茶面白く、楽しい旅になり、その2年後にまた、この友達と3回目の台湾旅行に行くこととなる。

3回目の旅は高雄から入り、阿里山台北というコースを自力で辿った。北投温泉にもついでに行った。これもまた、とても楽しい旅だった。

この本に書かれている場所に行ったこともあるし、行きたいなと思っている場所もある。下記で内容を紹介する。

開運の秘訣

大声で話し、よく笑い、たくさん食べて、元気に体を動かし、よく寝ること

台湾では朝からおじいちゃんやおばあちゃんが楽しそうに笑いながら元気に散歩したり体を動かしたりしている

ページを進むと、台北、陽明山、苗栗、高雄、台南の地図の他、台湾全土開運マップがある。

台湾最大の淡水湖の日月潭、檜が林立する聖地の阿里山は行ったことがある。
日月潭のロープウェイが楽しかったのと、泊まった先の宿のおばちゃんが親切だけど押しが強かったり、ミニ夜市が寂れかけていたけど地元の何気ない料理がとびきり美味しかったり。日本にも一昔前はあったかもしれないテニスのラケットのようなハエ叩きがベッドの横の壁に吊るしてあったり。

阿里山は行き方と阿里山鉄道の時刻表を徹底的に調べ、第1候補と第2候補を用意していったのが良かった。綿密な計画をたてたので、楽しめた。雨がひどかったが、もののけ姫の森のような、それでいて空気がきれいな独特な雰囲気を楽しめた。阿里山鉄道の車両も旅情溢れる赤いボディで、日本で1970年代に運行していた車輌と同じ型らしい。日本からきた撮り鉄とおぼしき年配の男性のテンションが上がっていた。
最後の1つだった阿里山コーヒーが買えて嬉しかった。

さて、この調子ではページがなかなか進まない。
陽明山には行ったことがないが硫黄の匂いで霧が立ち込めるというこの一帯にもいつか行ってみたい。
この本に書かれている三地門の結婚式の様子も面白い。参加者が輪になり踊り出すらしい。この地に住む、蛇を守護神とするパイワン族の説明も書かれている。

小京都と呼ばれる台南のページに進む。台南も行ったことがある。この本に載っていて行ったことがある場所は、孔子廟、林百貨店、大天后廟だ。
孔子廟では短冊みたいなものに願い事を書き、大天后廟ではおみくじをひいた。読めないが何とか訳して納得したことがある。林百貨店は屋上の日本統治時代の神社跡が生々しかった。


高雄 左営蓮池潭 龍と虎が口を開けている二つの塔が並ぶ。台湾では干支の中で一番よいのが龍、一番悪いのが虎とされている。そこで、龍の口から入って虎の口から出ると悪行が帳消しになるという。
中は地獄絵図や仏教説話の壁画が面白く描かれてあった。これは行ってみないとこの独特さが分からないだろうな、と思ってしまった。行ったから分かった。この龍と虎の塔の周りの池は蓮池だった。

高雄
一緒に行った友達が夜市は好きではないと言うので行かなかった。一人で行っても面白くないので。
あと、次の日の阿里山ハイキングに向けて体力温存したいとのことで、旗津にも行かなかった。いつか行きたい。海鮮は食べた。カキより海苔がおいしいことに驚いた。

第1章のパワースポット巡りはここまでで、第2章・占いで開運へ

アカシックレコード占い
(先天世界易経協会 台北)
前世での行いが今の自分にどんな影響を与えているか、そのためにどうするか、現在の課題を解決するにはどうしたらいいかの対策を教えてくれる
アカシックリーダーが複数人いてマシンガントークで情報を教えてくれるらしい。
少し興味があるので行ってみたい。

チベット脈占い
的中率99%。その名のとおり、手首の脈をみて占う。著者が一番驚いたのが生年月日や名前を一切伝えてないのに当たっていることだったそうだ。

・米粒占い
碗の中から好きな数だけ米粒をつまみ出して皿に入れる。そのつまんだ数と動きで占いの答えを導く

・紫微斗・
お世話になった日本人にしか占いをしないのだそう。


第3章 寺めぐりで開運

龍山寺
ここで赤い糸がもらえれば良縁がやってくる
といわれている。しかしそんなことも知らない、参拝方法も知らない、龍山寺の存在をやっと知るか知らないかの1回目の旅行時にこの寺には行った。皆、石みたいな半月の形したものを3つ、床に叩きつけていた。当時はそれがどういう意味を持つのか全く分かっていなかった。

この本に月下老人の参拝方法が書いてあった。赤い糸をもし授かれば大事にして無くしたらダメだとのことだ。

本には
ギャンブラーに人気のコワイ廟、十八王公の説明も載っていた。陰廟と言われ、ここの信者は死後鬼の世界に行くそうだ。

月下老人の他、台湾の婚活女子が行くのが雲海城・廟だ。クッキーを食べ平安茶を飲み購入したセット飴を供えるらしい。

芝山厳恵済宮
125段の階段を上っていく。いい気が流れるため深呼吸したくなるようだ。行ってみたい。

コラムに台湾の神様コレクションが載る。

4章 踏まれて揉まれて開運

・上豪理容名店
ここの熊さんを指名し、半ケツの背中に蒸しタオルがドサドサ置かれ、その後熊さんによる踏まれるマッサージが始まるそうだ。ヤミツキになるそう。行ってみたい。

・刀マッサージ
刀で背中をたたきつけられるマッサージ。ここのセラピストは自分達の波動を高めにキープするためにベジタリアンで気功鍛練も怠らないそうだ。
刀マッサージを受けるとセラピスト達がゲップを始めるそう。それは施術されてる人のマイナスエネルギーをゲップで外に出しているんだそうだ。

・ヘソ灸
これも気になる。気持ち良さそうで行ってみたい。

他にもカッピング、うぶ毛ぬき、など気になる記載が沢山あった。マッサージは正直、どれもうけてみたいと思った。

最遊記REREAD BLAST3

最遊記RELOAD BLAST 3巻 (ZERO-SUMコミックス)

今これについて書きたいんだから仕方がない。

高校生のときに友達から面白いよ、と教えてもらった漫画。読むうちに物語に引き込まれていく。
どこかの回で、三蔵と悟浄が性格合わず相性が悪いのに、いがみあいながらも、途中途中ではお互いに助け合いながら、こども(敵)を倒して救いに行く話が好きだったな。根本で信頼している感じがいい。

しばらく経って。ひょんなことから最新刊を見つけ、久しぶりに一巻~順番に読んでみた。なかなか濃くて面白い。高校生当時は八戒が良かったが、今は悟浄が魅力的で好きだな。色々濃くて面白い漫画。西遊記を全く知らないまま読んでいるが、知ってから読むと面白いのかもしれない。

このブラスト3巻では西域に突入し段々と妖怪の気が濃くなっていく道のりを進む三蔵一行。しかし西域へ行けと命じてここまで苦労してやってきた三蔵たちを三仏伸は、いきなり解雇する。
そして妖気も濃くなり悟浄の首には紋様が。
悟空はナタクと再開するが覚えていない。 

というような話。

巻末のオマケ漫画『雪山』も面白い。