アメリカ大統領選のしくみ

雑誌コーナーに堂々と置いてあり、気になって手に取ってみた本。

トランプ大統領が、どうやって大統領になったのか、大統領選での戦略、それぞれの州が共和党民主党どちら寄りか、キリスト教と政党の関係、中東とアメリカ政党の関係、中南米アメリカ政党の関係、ライフル協会とアメリカ政党の関係、等々はじめて知ることが多数あり、面白かった。

五大湖は水運に恵まれているのに、ラストベルト、錆び付いた地域と呼ばれていることも初めて知った。
また大統領になりやすいのは白人でプロテスタントで、というのも初めて知った。
アメリカは、都市部、沿岸部、南部、中西部などと分けられ、都市部は民主党が強いらしい。
また、それぞれの党内部で候補を決めていく過程も面白かった。いろいろな候補がいて多種多様。

トランプ大統領はメキシコとの国境に壁を作ったが、それが実は昔から作られていたものに付け足した程度だったり、SNSを駆使して自身に有利になるようにもっていったり、なる程なと思えることも沢山あった。
意外だったのがアメリカ国民はあまり外交面では政治を重視しないということだった。それぞれの党があくまで自分達の党に投票してほしいがための行動で国際的にも動いていると知り驚いた。
(例・イスラエルエルサレムを首都とすると宣言したのは、キリスト教プロテスタントの聖書の内容から)等。

またユタ州モルモン教が多いなど知っていても復習になることも多かった。

アメリカ大統領選が、日本にどう影響を及ぼすか、という点について気になった。