北欧女子 オーサが見つけた日本の不思議3

オーサがスウェーデンに帰省する話が面白かったな。四年ぶりに冬のスウェーデンに帰るオーサ。スウェーデンの冬は暗い。闇がロマンティックに見えるのは闇からずっと離れていたから。
スウェーデン人の友人はうんざりしている様子。

あと、スウェーデンのクリスマスについて紹介されていた。スウェーデンのクリスマス、オーサの家の場合はジンジャーブレッドクッキーとサフロンパンを食べる。ジンジャーブレッドクッキーの家というお菓子も。クリスマスが終われば壊して食べる。
クリスマスのお昼はミートボールにソーセージ、ビートルズサラダ、ハムなど。そしてアルコール度数40%のお酒と共にいただく。乾杯の歌もたくさんある。
そして15時になるとドナルドダックのアニメを見るという不思議な習慣がある。
晩御飯はお粥。サンタ用に外にも置いておく風習がある。お粥の中にアーモンドを入れておき、それが当たったら結婚するということらしい。
スウェーデンではクリスマスプレゼントは夜にもらう。

オーサの故郷、スウェーデンでのクリスマス、写真が数枚載っており、感じがつかめた。

さて、スウェーデンでは世界の中でも単身世帯が多いそうだが、理由は不明。無印は人気。ユニクロはまだ無いそうだ。
それから町中でゴミ箱があり、捨てやすい。ただ公衆トイレは有料で約130円もするのにとても汚い。
サウナも人気。日本で買った可愛いコンタクトケースは、スウェーデンの眼科のスタッフも可愛いと言い出す。

あと、オーサが文化の差の板挟みになっている様子が想像できた。日本では3週間も休むと3週間もかと驚かれるが、スウェーデンでは5週間休むのが当たり前。だから3週間しか取れないオーサに家族などはたったの3週間、と驚かれる。

スウェーデンでは甘い物の記念日がある。ワッフルの日(3月25日)、シナモンロールの日(10月4日)など。
食べ物で有名なのが世界一臭いシュールストレミング。変な食べ物では、血のパン、血のプリン、チューブ入りのキャビア

わたしはスウェーデンについてこの本で少し知れたことが面白かった。

オーサも、日本で面白いと思ったことをまとめて漫画にしているんだろうな、と感じる。サラリーマン体験というのをしているが、名刺のルールに戸惑ったり、天井も床もロッカーも壁も全部グレーで驚いたり。疲れきってるのに、立呑屋で乾杯し飲んでるのにも驚いていた。

日本では占いやらゲイバーやら、茶摘みにそば打ち、将棋、針灸に漢方にどんどん深みへ挑戦していたオーサ。折り紙にも挑戦していたな。日本文化へとまどいながら楽しんでる様子が面白い。わたしは日本人だが、このオーサが体験している上記のこと、ほぼやったことがない。

それからスウェーデンと日本では感覚も違うらしい。日本にいるとハグはあまりしないから通勤ラッシュで人と触れあうのがいいと思えるときがあるんだとか。そして日本で見た雑誌で39キロとあるがスウェーデンではその体重では入院させられる。それから「太ったね」と見た目を言うのはスウェーデンでは失礼に当たる。しかし性格的なことはハッキリ言う。

また、オーサの近くで暮らしている日本人の陽子さんが、海外に住む日本人へのお土産にサランラップと白だしと昆布とワカメを持っていくときいたオーサはお土産というイメージとほど遠いと思ったけど、わたしから見ると納得のお土産チョイスだと思える。なぜなら私も、スペインにお醤油と昆布などを持っていったからだ。あげた相手はとても喜び日本食っぽいものを作って味わっていた。

オーサは次回スウェーデンにないカイロをお土産にするそうだ。