トイ楽器の本

トイ楽器の本 眺めてかわいい、弾いて楽しい魅惑の音色たち

トイ楽器の本 眺めてかわいい、弾いて楽しい魅惑の音色たち

トイ楽器の奥深さがよく分かった本。トイピアノというより、超小型のピアノと言ってもいいと思えるものもあった。

びっくりしたのは調律だ。ドの鍵盤からソが出るなんて絶対音感を持ちピアノに慣れ親しんでいる身としては、それは演奏が難しそうだ。
他にも調律がテキトーなものがあったり、ファソラシドの鍵盤が二つ分ありドレミは一体どこ?と思うものがあったりして面白い。

Jaymarのフォルムのかわいいアメリトイピアノ、調律は甘いけどSchoenhutの真っ赤なトイピアノがほしくなったかな。日本の現行品のカワイ、ピンクのトイピアノもいいかも。

Schoenhut 1950年代ものは移調されて弾きにくかったので著者の友達のカフェにディスプレイされているとのこと。大阪のcafe marthaだそうだが見に行きたい。

michelsonneのフランスの仕舞えるピアノもいい。

もちろんこの本はトイピアノだけでなく、トイオルガン、ハーモニカ、トイアコーディオン、グロッケンとシロフォン、ベビートイ、バーディー、ノイズメーカー、リングアンドベル、スクイーキー(押したらキュイッと鳴る子どもの頃遊んだアヒルなど)、ホイッスル、トイパーカッションなど楽器でもありオモチャでもあるようなものもふんだんに載せて紹介されていた。

見たことない楽器も沢山あった。著者の方がこれらを使ってCDを出されているのが凄いと思う。