スタンフォード式 疲れない体

スタンフォード式 疲れない体

疲れない体。アスリート達の健康管理をアメリカで担う著者。一口にアスリートとはいっても、アメフト選手とスイマーでは鍛える箇所も食事の取り方も異なる。睡眠から食生活から、すべて管理して本番で最大限にパフォーマンスを発揮してもらうため、研究に研究を重ね、それを書籍化した本。
やはり、睡眠も食事も大事だ。
問題は取り方だ。他の本で睡眠は七時間半が理想だと知識を得ていた。ここでは世界中で活躍するアスリートのため、時差や時差ぼけについても触れている。そして、寝る前にスマホやパソコンを見るのはもってのほかだと、この本にも書いてあった。

この本から新しく仕入れた知識としては、腹圧呼吸というものが良いということだ。内蔵がすべて正しい位置に戻りどっしり構えられる。肩で呼吸している人は体が落ち着いておらず、腹式呼吸も腹圧呼吸とは違う。左右の肋骨の一番下の骨の先と鳩尾の角度から、そもそも正しい場所に内蔵があるか測り、腹圧呼吸で整える。
もし正しい場所に内蔵が落ち着いていなくても、この呼吸方法を続けると次第に落ち着いていくらしい。コツは息を吸うときも吐くときもお腹は膨らませたままであること。
この呼吸方法を試してみると、確かに重心が真ん中にきて体が落ち着いた気がした。