RULES 人生を変えるモノ選びのルール

人生を変えるモノ選びのルール: 思考と暮らしをシンプルに

自分が身に付けているもの、身の回りに置いているもの全てが、自分がこれだ、と思い選びとっているときめくものである
という作者の持論。どのモノをとっても、どうしてそれを持つのかストーリーを語れるそう。

確かに、自分が選びとった、ときめくものを自分の味方として側に置いておくのは精神衛生上良
いような気がする。

・自動的に自分の気分が上がるようなモノを生活に取り入れる

・自分を助けるため、元気づけるためのモノを置く

・ときめくものを周りに置き心の平穏を保つ


モノは自分を映す鏡

と思い、選びとる習慣をつけてみよう。
昨今流行りの断捨離、ミニマリズムとはまたひと味違い、無駄なものは省き必要なものは堂々と置いておくこと。

モノから伝わる情報を侮らない

人は人を最初は外見で判断するしかない。身に付けているモノから想像することは出来る。
例えば、結婚指輪。

他にはケースを付けず割れたままのスマホの画面を持つ人からは、その人はリスク管理が弱く先伸ばし体質であろう、と読み取れる。

一眼レフを首から下げていたら、カメラ好きなのだろうな、と思ってしまう。

このように自分を表現する手段としての持ち物を考え直してみるのも手だ。

語れるモノを持つ

著者はマザーハウスの四角いバッグを持つが、これはバングラデシュの工場で作られたものらしい。バングラデシュ人は勤勉かつ真面目なので国産品と変わらないクオリティーのモノを日本よりコストをおさえて作れる、ということだ。
また、著者の持つワイヤレス完全独立型イヤホンというものがあるとは、初めて知った。こだわりがあれば、それを見つけて話しかけてくる人もいるという。

形から入る
何をするにも、始める前にどんな道具やモノが必要か調べる。そして、その道具をそろえ、自分に馴染む姿を想像しモチベーションをあげる

→確かにわたしも、秋冬登山を始めるとき色々な道具を集めていたが、ロールプレイングゲームでアイテムを揃えていく感覚で楽しかったな。こだわりの山用アイテムなので、今も使うときはワクワクする。

著者は中学生の時、凛々しい立ち姿の竹刀に憧れ剣道部へ、そして高校では光輝くトランペットにひかれて吹奏楽部へ

→こう聞くと、羨ましくもある。わたしも吹奏楽部へ入ったがこの部へ入ったのも、サックスを選んだのも親に誘導された感じである。親が憧れのサックスを安くで買ったが吹きこなせず、数年ガラクタと化していた。そこへ吹奏楽部へ入ったわたしにサックスを押し付けることで、サックスを無駄にしないようにしたためだ。
自分で選んだ感覚がない親のお古の要らないサックスなので、今でも扱いは雑だ。
しかし合奏は大好きなのでサックスというツールを使い、長年続けている。

もし中学生に戻れたら入りたかった美術部に入るか、吹奏楽部だとしても、自分で選んでいたトロンボーンにするか。高校のときに戻れば、入りたかった山岳部に入るか。

しかし大学でも社会人でもサークルは吹奏楽を選んだのでよっぽど合奏が好きなようだ。サックス自体もお古ではなく、自分で買い直せばもしかしたら愛着がわくのかもしれない。


モノをモチベーションに

著者は超軽量シューズ、ワイヤレス高音質イヤホン、速乾性タオルなどを使いたいのでジムに通うのが楽しくなっている。
このようにモノのおかげでジムが続いているともいえるのだそう。


お洒落でお気に入りの服を買ったら自然と人に会う回数が増える
→確かに。服もそうだし化粧品を一式新品にしたらお化粧が楽しくなり出かけようという気分にもなった。


高いモノほどリスクを負って買う
妥協してモノを買わない。何故なら、妥協しても結局ほしいモノはほしいから。
→妥協して買うと心にモヤモヤが残るのは何かわかる。とりあえず、でモノは買わず、本当にほしいものを買う

売るときにほとんど値下がりしないもの
30万近いカメラを中古で買っても価値があるものなら2~3万マイナスで売れる。ということは実質2~3万で数年間最高スペックのカメラを使い続けられるということ。
フェラーリもそうで買ったときとほぼ同じ値段で売れたり、モデルによっては買ったときより売る値段の方が高くなることも。
利回りを意識すること。


ミニマリストもいきすぎると窮屈に
しかし、本当に必要なモノだったら捨てようかなどうしようかな、と迷わないはず。毎回悩むモノなら潔く捨てる
不必要なモノが溢れていると愛情を注ぐ対象が不明瞭に。意識が散漫になるため必要なモノだけ選ぶ工夫をする

CMや刺激に流されないこと
モノを買うときに考えること

・何のために、それを買うのか

・買ったあと、それをどうするのか

・他のモノと比べて何が優れているのか

・価格は高いのか安いのか

・今それを買う必要があるのか

・誰のためにそれを使うのか

・そもそも何故欲しいのか

今持っているモノに対しても、上記を考えること。
普段から自分には今何が必要で、何が必要でないかを考えること。

投資をするなら
「一日のためのモノ」ではなく「毎日のモノ」にお金を使う

下記の質問に答えてみたいと思う

・PCやスマホは満足のいくものか?
→PCは2008年のモノでウイルス除去ソフトもサポートがこの間切れた。動作も遅い。そろそろ買い換えるべき、と思っている。スマホは、満足している。そろそろ2年半経つので買い換えても良い。

・毎日胸を張って玄関を出られるスーツか?
→スーツではなくビジネスカジュアル。この間着古して生地が薄くなった深緑の冴えないトップス、毛玉だらけの濃紺のトップス、刷りきれたピンクのキャミソールは手放した。今クローゼットに入っている服は良いものか可もなく不可もないものだ。

・常に横にある鞄は愛せるモノか
→買った当時は気に入っていたが、使いすぎて、くたびれてきた。ボロい印象なので、そろそろ買い直し時期だ。

・履いている靴はどうか
→黒ヒール、グレーヒール、白ヒール。どれも10000円以上はしたが、毎日ヘビーローテーションで十分元はとれている。
黒ヒールのみ色落ちしてきて黒色がパンストの爪先に付着するのでそろそろ買い替えても良いかも


部屋、視覚のノイズを減らす
→今は学生みたいな部屋に住んでいるが飾りモノを減らして視覚ノイズを減らせば集中力も増すかもしれない

PCデスクトップとブラウザのタブ
どうして片付けないのかと著者は度々思うらしい。確かにデスクトップは片付けているが、ブラウザのタブはこれでもかという程開けていることがある。

トリガーとしてのモノ
著者が松浦弥太郎さんから影響を受けたイムネオールというアロマオイル、どんな香りか嗅ぎにいこうと思う

毎年買い換えるiPhone
著者はiPhoneを毎年買い替えているそうだ。iPhoneは定価で8万円~10万円。高いが前年のiPhoneを定価の7割で売るのでそこまでコストが高くないという。
それからiPhoneを必ず毎年買うと決めている人が多いのも驚かされる。まだ見ても触ってもない商品なのに、何人もの人が買うと決めているのはすごいこと。
そして、未来を見せてくれるツールでもある。日本のおサイフケータイが崩せなかった電子決済普及の壁がApple payで凄い勢いで崩していっている

Apple payについてはわたしも未来を見てみたかったので上陸するかしないかのときに本を入手、記事にもしている。

http://minako614i37milkyway.hatenadiary.jp/entry/2017/01/20/123333

しかし、実際に使ったことは無いので使ってみたい。


1ジャンル1アイテム
同じジャンルのものは1つしか持たないこと
何か買うときに、これは今自分が持っているモノより良いモノかと比較ができる
買い換えたら、一つ前のものは処分する。毎回王者決定戦を繰り返しているようなもの


モノ自体は魅力的だが今の自分の部屋や他の自分の持ち物と合わないときは
現状のモノが足を引っ張っている可能性もあるので自分が実現したい世界観はどんなだったか確認する。Pinterestが便利。このアプリはroomとかバッグの中身とか検索するだけで世界中から画像を集めてきてくれる。

ジョブズの逸話
iPhoneの試作時、試作機を水槽に放り込み中から気泡が出たので、まだ小さく出来るはずだと言ったらしい。

最新の技術を使いこなそう
電化製品はこうすると自分の勉強にもなる。

ほしいと思ったときが買い時。
ポケベルもガラケーウォークマンも、その時代だからこその価値があった。今持っていてもアンティーク。
今の時代、それがiPhoneなのかもしれない。

一日一つモノを捨てる
→これは今年に入って7割出来ていたが、最近実施していなかったので再開しようと思う。
このツールの真骨頂は捨てるものが無くなってきてから発揮される。ようやく何となく持っていたモノと向き合う時期が訪れる。

アメリカ、ヨーロッパ、中国、韓国。電子決済が進んでいるのに日本ではまだ現金決済も多い。だから著者は日本で電子決済出来るところはそれで済ませるようにしているそうだ。


何もない日はなんでも出来る日
→予定がないと自分がつまらない人間のように思えてくるときがあったがそうではない。何でも出来る日、と思うことにする。

モノを売るために必要なのはモノそのものに込めららたストーリーとその語り手。大塚家具の前の社長の戦略に似ている。大事なのは買う人がその値段で納得するのかどうか。定価など本来は無い。

フランスのことわざ
遠くまで行こうとする人は、馬をいたわる