YOUNGER 遺伝子をリセットして10歳若返る

YOUNGER 遺伝子をリセットして10歳若返る

YOUNGER 遺伝子をリセットして10歳若返る

健康と美容のコーナーに新刊として置かれていた本だ。
一気に読んだ。ハーバード大卒の機能性医学者のアメリカ人著者は、生活習慣病や老化がどのような遺伝子から、またどのような環境からなりやすいかを様々な側面から本に記していた。

専門用語が沢山出てくるので、読んでやや難しかった本でもある。
しかし書かれていたことは、言われてみれば基本的なことだ。
それから、自分がどの遺伝子を持つかで良いか悪いか変わってくる、という観点が面白かった。

例えばコーヒーは、飲めば健康的になれる遺伝子を持つ人と、飲めば逆に眠れなくなり不健康になる人といるそうだ。

健康チェックテストも面白かった。わたしは、このテストの結果は、ごく標準だった。
これは、
「あなたは女か?」イエス ノー・・
「ワインを週1で適度に飲むか」イエス ノー・・
など簡単なことから、健康診断の結果の紙を引っ張り出してこないと答えられない項目もあった。

この本からわたしなりに判断したことは下記である。食生活の内容は、日本で暮らす日本人なら出来ていそうなことも多く書いていた。

1、適度な食事を心がける
2、野菜、特にブロッコリーを採るよう心がける
3、キムチなどの発酵食品をよく食べる
4、新鮮な生魚も食べる
5、アーモンド、カシューナッツを食べる
6、夜7時以降は何も食べない
7、週2でプチ断食をする
8、加工食品は食べない
9、七時間~八時間は睡眠を採る
10、適度に運動する
11、ヨガや瞑想など自分に合った方法を選ぶ
12、激しい運動を週2で間隔をあけてやる
13、3時間以上の座りっぱなしは避ける
14、人と話す
15、夜寝る前にスマホなどの画面を見ない

まだまだあり、遺伝子と習慣と、心の持ちようを絡めて具体策が書いてあったので、初級編がクリア出来たら上級編に進みたい。
カビや光化学スモッグ、PM2、5のことや、スキンケア、メイク、シャンプーなどの美容のための商品の成分、毒素について、なども書かれていた。

それから、オランダの飢饉のときに生まれた子どものその後(遺伝子)やホロコーストを生き延びた人々とその子孫たちの遺伝子など追跡した結果も載っていた。
著者は母親が自分を妊娠しているときに、ダイエットに凝っていたため、自分はエネルギー不足になりやすく何とかしなくてはという体になり、太りやすい体質だそうだ。このように、自分の母親が自分を妊娠しているときに、どのような状況、状態だったか聞いて、それから対処法を考えてみるのも良い。