シャンプーをやめると、髪が増える

筆子さんの本箱チャレンジ実施中(家にある未視聴の自分の本・DVDを消費しつくすまで新しいものは買わないこと)。

この本は三年前ぐらいに買い、そして三年前に実際に試してみた本だ。
面白かったのは、この本を買った瞬間にスマホで表示される広告が、やたら
「ハゲでお悩みの方へ」や「薄毛対策」「育毛剤」「増毛剤」「男の頭皮の悩み」
ばかりになったことだ。

宇津木式は化粧品もシャンプーもリンスもトリートメントもやめましょう、を提唱している本だ。
三年前のことだが、わたしは、この本を読み、さっそく湯シャン(お湯だけでシャンプーすること)
を試してみることにした。

一日目はまあ、普通だった。そりゃ、一日くらいシャンプーしない日もあるから当たり前だ。
二日目もまあ、普通だった。
三日目~1週間あたり、少し雲行きがあやしくなる。
湯シャンのやり方は、まず猪毛で出来たブラシで丁寧にブラッシングする。
そうすると汚れが浮き出るので、それをお湯で洗い流すだけ。お湯洗いも、部分的に髪の毛を順に取り丁寧にやっていく。全部洗い終われば、お風呂から上がってすぐに、ドライヤーで乾かす。
こんな流れでしていた。
しかし1週間たったぐらいから皮脂が止まらない。
髪がベトベトになっていく。
この頃、ちょうど初対面の人々と会う機会もあり、臭わないか、そして皮脂が髪の毛に付いてフケみたいになってないかドキドキした。
ツゲの櫛も買い、櫛やブラシのクリーナー(くまでみたいな形)もわざわざ東急ハンズまで買いにいった。
ベトベトが最高潮に達した頃、半年に一度いく縮毛矯正をするために美容院へ。
シャンプーする人が、すごく困って4回ぐらいシャンプー付けてゴシゴシやっていた。
わたしも、ああ迷惑だったかな、と思い、それ以来やってない。
縮毛矯正が終わったあと、2、3日たち、普通のシャンプー生活に戻った。
わたしには向いていないのかもしれない。
いや、もう少し長くシャンプーしない時期を増やせば、自然に髪の毛がなっていくのかもしれない。