くらべる世界
- 作者: 山出高士,おかべたかし
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2018/03/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本当は、くらべる東西という本を買いたくてジュンク堂に行ったのだが、くらべる世界という更に面白そうな本があるではないか。
こちらを買うことにした。
著者がこの本を書いたきっかけが日本とアメリカの雪だるまの違いだそうだ。日本の雪だるまが二段式で頭にバケツをかぶり、目や鼻は木の枝等で作るが、アメリカ式が三段式で頭に帽子、鼻はニンジンというところが面白い。
この雪だるまはあるスキー場で作らせてもらえたそうだが、完成したら遠巻きに見ていた外国人が
「写真撮ってもいいですか」
と聞いてきて、OKしたらたちまち写真待ちの行列が出来たそう。
さて、他には
日本のアヤトリとアメリカ(ネイティブアメリカン)のアヤトリで出来る蝶々の違い
日本の折り紙とドイツの折り紙の違い(わたしは懐かしくなり、昔よく作った折り紙の箱を作ってみた)
ベトナムの干支には猫がいること、モンゴルの干支には豹がいること
韓国のショートケーキはイチゴではなく、プチトマトがのること
サイコロで1が赤なのは日本だけだということ
アメリカと中国のカップヌードルの違い
フランスとドイツのカレンダーの違い
日本とアメリカのクリームソーダの違い(アメリカのはカラフル)
フランスとドイツのコントラバス奏法の違い(日本ではほぼドイツ式)
フランスのジャンケンにはグーチョキパーの他に井戸という手をすぼめるサインがあること
インドネシアのジャンケンは親指をたてる「象」、人差し指をたてる「人」、小指をたてる「アリ」の三種類、ミャンマーでは体全体を使い「鉄砲」「上官」「トラ」があること
日本とアメリカのショートケーキの違い
各都市が姉妹都市を結んでいる理由が様々で面白いこと
ロシアのそろばんは横向きなこと
日本と欧米の交差点の違い
イギリス式とアメリカ式のネクタイの違い(イギリスは右肩上がりのストライプ、アメリカ式は右肩下がりのストライプ)
日本の箸と韓国の箸の違い(韓国は金属製でたて向きに置く)
ベルギーとカナダのフライドポテトの違い(カナダでフライドポテトを食べたことがあるが、確かに違う!ポビュラーなのがベルギーのフライドポテト。これは日本でもおなじみ)
タイとアメリカのポッキーの違い
中国人とアメリカ人が日本のお土産で選ぶものの違い(中国人は水筒、化粧品やスキンケアマスク、ボールペンなどの日用品)
アメリカではグレープフルーツを焼いて食べること
など文化の違いが色々学べる本だった。またどのお店で味わえるか、とか体験できるか、という情報も面白く、例えばフライドポテトなんかはカナダの本場の味を再現したお店ではカナダ人やカナダ留学経験者などもよく訪れるそう。