京都の大路小路

京都の大路小路―ビジュアル・ワイド

京都の大路小路―ビジュアル・ワイド

京都四条の書店でアルバイトしていた頃、一階レジを任されていた。棚の一角を堂々と全てこの本が占めていたのを忘れられない。
しかし、この本は一冊3000円はする。買う人はあまり見かけなかったが、わたしは京都めぐりもはじめていた頃だったので、気になって購入してしまった。
その名のとおり、京都の大路も小路も全て網羅されている本だった。有名な、まるたけえびすにおしおいけ、で始まる京都の道の歌はもちろん、愛宕街道、哲学の道など興味深い大路や小路の情報が記載されていた。
愛宕街道などは、この本で知り実際に行ってみたものだ。この本の付録の地図がとてもよくて、この地図は京都めぐりの際、毎回持っていって酷使したのでボロボロになり破れてしまった。
羅生門の今現在、千本通りと言われているところ、などの記事も面白く実際に行ってみた。
まあ、分厚い本だったので全ては読めなかったし、また、当たり前だが情報もどんどん古くなるので、大いに楽しんだあとは、手放してしまった。