からすのパンやさん

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))

確か小5のときだったと思う。本屋に寄り、母に「この本買って」とねだった。一緒に来ていた友達も、友達のお母さんにねだっていた。
友達のお母さんは友達にすっと買ってあげていたのに、わたしはわたしの母に
「何で買わないといけないの、お金もったいない」とか言われながら買ってもらった記憶がある。

今もこの本は家にあるし
相変わらず本屋さんでも売られている。しかも割と目立つ場所にある。だから買ってもらえて良かったと思っている。

この絵本は、パン屋さんをしてるカラスの両親が4羽の赤ちゃんを産んだおかげで店にまで手が回らなくなり、どんどん貧乏になるが、4羽が次第に大きくなり、おやつに焦げたパンなどダメになったパンを食べていたら、4羽の何人かの友達がそれ私たちも食べてみたいと言って食べたら美味しかったことがはじまり。
そこから店は繁盛していく。

このカラスの両親と4羽の子どもたちは、お客さんの要望に応えてたっくさんのパンを作る。

このパンたちが色々あってユニークで面白かったのと、パン屋がパンを大量に焼くので大騒ぎになって、救急車や消防車、警察まで出動するのが大げさで面白かったな。
その絵柄が可愛かった。

カラスのパン屋さんは、大勢お客さんが押し寄せたが、何個買うのかによってお客さんを風車のところに並んでもらうのも面白かった。

この本から、甲斐みのりさんの書いた『地元パン手帖』が出来たのも面白い。