比良山系 武奈ヶ岳

比良山系 2010年版―武奈ケ岳 (山と高原地図 45)

比良山系 2010年版―武奈ケ岳 (山と高原地図 45)

本日2017年11月19日武奈ヶ岳へ登った。
前々からの予定だったので、地図を入手し、もしもに備えた。しかしこの地図は読み物としても、面白かった。武奈ヶ岳山頂へのコースは初心者向け~中級、やや上級のコースとあるようだ。

友達は初心者NGコースを行ってきたと聞いた。おそらくガリバー村から入り、鎖場があったり、川を渡渉したりというコースで、友達は流されそうになったといっていた。

また別の知り合いは、武奈の金糞峠付近で遭難しかけたとも聞いた。偶然通りかかった登山者に助けられ、夜7時半には下山できたという。

さて、今回。秋の紅葉を楽しみに、もちろん初心者向けコースの坊村から御殿山を通るルートで出発。装備も冬登山用で軽アイゼンも持って行った。
最初はきつい急な坂。同じような、くすんだ紅葉の道をひたすら上へ。
途中、雪がちらついてきた。この時点ではまだ上へ。道は急ではなくなってきたが、みぞれやあられが降ってきて、あっという間に木々に三センチほど積もった。登れば登るほど雪景色で白銀の世界だった。秋の山というよりは冬山だった。ただ、雪の中に落ちた紅葉はきれいだった。

若い単独女性登山者や、15人ぐらいの団体登山者とすれ違う。わたしたちは、吹雪いてきたので引き返すことにしたが、団体客が行ったので御殿山までは行くことにした。その際軽アイゼンが役立った。

ほどなく御殿山山頂に到着。山頂は何もなかった。団体客が皆アイゼンを装着しているところだった。わたしたちも、あと40分ぐらい行けば、武奈ヶ岳山頂へ着ける。しかし引き返した。初心者も擁しているし、すでに13時だ。もし武奈ヶ岳へ行き、帰るとなると4時~5時になるだろう。本日の日没が5時前なのでギリギリか。

さて、アイゼンを履き、雪で滑らないように降りていった。これを履いていると安心だった。

しばらくするとまたくすんだ紅葉の様子が続く。そして下山できた。

帰ってきて、武奈ヶ岳に関連する本を読む。この本を通して、し尿問題とか、小屋が色々あるけど一般人には使えないとか、踏みあとを慎重に進まないと迷うとか、危険コースもあるとか、実は御殿山から武奈ヶ岳までの稜線コースから360度大パノラマを一望でき素敵であるとか、昔比良スキー場があり、ロープーウェイもあったいう情報を得た。