Bead Art

Bead Art ( ビーズアート) 2012年春号 vol.1

Bead Art ( ビーズアート) 2012年春号 vol.1

Bead Art (ビーズアート) 2013年秋号 vol.7

Bead Art (ビーズアート) 2013年秋号 vol.7

Bead Art 2014年冬号 vol.8 (ビーズアート)

Bead Art 2014年冬号 vol.8 (ビーズアート)

ビーズアート創刊号。7号、8号。ビーズアートショーに行ってきたが、ビーズアート創刊号~8号なら3冊1000円という、お値打ちもの。

余合なおみさんが、どんな風にしてビーズと出合い、ビーズでワイヤーで色々作品を作るようになったか、とか、坂本敬子さんのマリン風な作品とか、立体的なイチゴにお花、アクセサリー・インテリア部門で入賞したカラフルな観覧車とか、デコレーションしたスマホケースの立体的なドレス着たバービーチックなお人形さんとかクジャクとか。

とにかく、見てて面白いし次の作品は何を作ろうかなと思ってくる。

創刊号はビーズ作家のウタ・オーノさんへのインタビューだったが、それも面白かった。ウタさんは幼稚園くらいのときに、近所の子どもがビーズを身に付けているのが気になり思い切って訊ねる。そうするとその子どもが祖母に作ってもらったといい、祖母を紹介してもらう。幼稚園児の頃のウタさんは、その方の元へ毎日通い、ビーズの織り方や作り方を毎日仕込んでもらう。幼稚園児のウタさんは、それがとても楽しみだったというから面白い。
また、当時はビーズは10メートル単位で売られていたとか。だから幼稚園~小学生だったウタさんは金銭的に買えなかったが、貯めに貯めたお年玉で何色か買ったそう。その時のずっしりしたビーズの重さと、母の呆れ顔は今でも鮮明に覚えているということだ。
また、私がすごいと思ったのは、ウタさん、染物にも手を出し、自分が染めたバレエシューズを履いていたら、友達や近くの人から「注文」が殺到したとか。仕上がった靴に、自分が作ったビーズの小物も吊り下げておいたら、それも好評だったらしい。また、高校生の頃か、学園祭で自分の作ったビーズのアクセサリーを並べていたら、なんと銀座三越のバイヤーが全て買い取っていったとのこと。
暇そうな隣のワンダーホーゲル部の男子たちも駆り出し、図案を見せたら面白がって男子たちは作ってくれたのも含め。
そこから銀座三越との取引もはじまり、また友人が有名な女優さんの元で働くことが決まり、その女優さんへのアクセサリーの注文も入り、テレビで自分が作ったアクセサリーをした女優さんを見たらしい。
この人のエピソードは凄いな、と思った。だって営業をせず、その作品の魅力だけで注文や買い手が殺到するから。
今のウタさん、今流行っているもの、これから流行りそうな兆しのあるものを見極めながら材料やビーズを買っているというから、この人のセンス、見物だと思った。今流行りのモノには一切手を出さないというところに共感した。

七号は、余合ナオミさんの特集だった。この方が主催するビーズ旅行に参加してみたいと思った。この方の作る作品には元気いっぱいなのに、色使いなどとてもキレイで眺めていたくなった。またドイツでもビーズアートショーのようなイベントがあることを知った。