生死を分ける 山の遭難回避術

昨日買って今日一気読みした本。実例を交えて書いているのでとても怖く思った。どの本にもいえるが、知っていることと、知らないことの両方書いてあった。

例えば知っていることととは、低気圧女子の処方せんという本にも出てきた天気図について。西高東低や2つ玉低気圧のときは天気が崩れやすいから登山に適さない、など。それから観天望気など。巻層雲や巻積雲があれば天気は下り坂に、ということなどだ。

また雷の避け方もこの本を見る前から知っていた。木や電柱のそばは側撃雷を受けるから、そこから2~4メートル離れた保護区域というところに避けると危険が多少は減るなど。

この本を見て、実例以外で初めて知ったこと

・登山の基本装備→mont-bellにいくつか買いにいった。コンパス、簡易保護シート(くるまり用)、超軽量ヘッドランプ、極薄ジオライン(登山に最適なインナーシャツ)

・山岳保険には数百円で入れるものもある

・沢は下らない。下れば崖や滝にぶつかり、どうにもならなくなることがある。

・行き先や登山計画は家族にも必ず具体的に告げる

・入山届を出す

・携帯は必ず持っていく→圏外のときは、尾根や稜線に出ると繋がるかも。

・単独行動はしない。

・先に行ってて、なども好ましくない

熱中症の症状とその対策について

・低体温症の症状とその対策について
→人のコアな体温は常に37度に保たれているが、35~32度のときに迅速な処置が必要。28度ともなると昏睡に。

・星の瞬きが激しければ上空の大気が不安定で天候悪化の兆し。

・ヘルメットを被る方が安全で、山岳協会も普及につとめる。
 
・救助を要請したら、警察などは税金からまかなわれるが、民間などは個人で莫大な費用がかかる場合も。


こわかったのは、はぐれて一人になって道迷いというケースや、トムラウシ山でツアー客やガイドらが遭難、5人のみ無事下山できた話、(これはガイドの対応が悪すぎる。精一杯つくすのは分かるが他の登山客のことを危険にさらしっぱなし)

とにかく、ツアーでも気を抜かない、装備は万全に、を心がける。そして道に迷ったら、必ず分かる地点前まで戻るようにしよう。