HYGGE ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」の作り方

書店でいいな、と思って買った本。一目見たときも、本書を全部くまなく読んで読み終わったときの読後感も、どこかゆるっとしている。

この本を読むと、まあ、そんなに頑張らなくてもいいか、という気持ちになってくる。

普段猛烈に働いている人や、時間に追われている人、疲弊している人にこそ勧めたい一冊だった。

ヒュッゲは、つまり人と人との繋がりで心がほっこりする幸せ、とか、心地よい幸せな時間、とかのイメージがついた。

デンマーク人がヒュッゲなひとときを大切にしているのがよくわかる本だった。

この本を通して初めて知ったこと

・ヒュッゲという言葉そのもの

・ヒュッゲにキャンドルやよい感じの照明は欠かせないこと

デンマーク人はキャンドルをヒュッゲに欠かせなものとみなしていること

・ランプ、照明に色々な種類があること。光の拡散など考えられた照明があること。

・他のヨーロッパの国々にもヒュッゲに近い言葉があること

・ケーキマンというお菓子、ケーキマンの首を切るのは誕生日を迎えた子供だということ

・クリスマス限定の習慣があること、その中にアーモンドを混ぜておいて、そのアーモンドが当たった人はクリスマスプレゼントをもらえること

ボードゲームがヒュッゲになりえること

デンマークが幸福な人が多い国1位にランクインされているということ

・色々なエキスを入れるクルッグという、ホットワインがあること

アンデルセンが考案したクリスマスのハートという、切り紙があること

スポールブール、クッブなど、デンマークならではの聞いたことのないスポーツがあること

・夏の夏至祭や野外映画鑑賞会などがあること

デンマークは自転車大国だということ

デンマーク語はドイツ語を熱々のポテトを頬張りながらしゃべってるみたいな言葉と言われるということ


わたしなりのヒュッゲの時間は何だろう?
確かにスキーしたあとや山登りをしたあと、仲間たちと山小屋でゆっくりする機会があるとしたら、それはヒュッゲだろうし、
家の日溜まりのある温かな座り心地のいい狭いところでブランケットでくるまりながら読書をのんびりするのもヒュッゲだろうし、

古い趣のある昔ながらの居心地のよい喫茶店でのんびり好きなことするのもヒュッゲだろうし、

友人たちとボードゲームで楽しむのもヒュッゲだろうな。

少し探検しにいくのもヒュッゲかもしれない。

ヒュッゲは日常で少しだけでも自分を甘やかす時間だな。まだまだ見つけられそうだ。