「なりたい私」になるクローゼットのつくり方

「なりたい私」になるクローゼットの作り方

「なりたい私」になるクローゼットの作り方

服は勝手に着ている人はどんな人か語ってしまう。

上司に認められてキャリアアップしたい女性が、就活のリクルートスーツを着て会社に行っていれば、未熟だと表しているようなもの。

白のワンピースにつばの広い帽子をかぶっている女性=深窓のご令嬢と想像してしまったりする。

トレンドを追うのではなく、「なりたい自分」になるために服を選びにいく。服に自分を語らせましょう。流行はなりたい自分を惑わせる。服をハンターしにいくつもりで買いにいこう。

自分に向きあい、本当に望んでいることを知り、その上で服を選びにいくと本心にぴったり合った装いが出来る。そうすると「こうひう人だ」というのが正しく伝わり、周りもそのように扱ってくれる。
職場の人に褒められたり、店員さんに優しくしてもらえたりする。

→秋の服がないな、と思いデパートに服を見に行き試着していたところ、遠くで別のお客さんを褒めちぎる店員さんの声が聞こえてきた。

「あなたのような素敵な女性は、私が男性だったら迷わず付き合ってほしいと言います」

「なんて可愛くて可憐で素敵なんでしょう」

「ああ、仕事でなければメールアドレスや電話番号を聞いてお茶かご飯にお誘いしますのに。もちろん、わたしがごちそうします」

「本当に素敵・・・・(うっとりした声)」

「私どものお店にあなたにお似合いになりそうな服が無く申し訳ございません」

「あぁ、もう帰ってしまわれるのですか?もう少しお店にいらっしゃっいませんか」

「本当に若くてキレイで素敵・・・・」

「私は今日あなたに会えただけで幸せ者です」


・・・・私は試着室にいたため、もうひとつの角にある試着室でやりとりされている店員さんと褒めちぎられてるお客さんの声しか聞こえなかったが、あまりに過剰なので、吹き出しそうになった。

店員さんは、私の方も、他のお客さんの方も見向きもしない。声かけもしない。ひたすら、そのお客さんだけを褒めちぎっていた。

試着室にいたため、褒めちぎられているお客さんを見ることはできなかったが、きっとその人らしさ溢れる可愛くて可憐な方だったのではないだろうか。

話を元に戻そう。
その「自分らしく」服を選ぶにはどうしたらいいかというのが書かれた本の紹介に戻る。シンデレラだって、お姫さまの装いのドレスで王子様に見初められた、とこの本の冒頭にある。


「夢が叶っている自分が着ている服を今着る」
例えば正社員目指して就活中の女性には、もっとクラス感のあるベージュのジャケットを。
将来、彼氏が出来て幸せなデートをしたい女性には、オレンジ色のワンピースを。
というように少し先の望む自分が着ている服を今着る。
そうすると、周りがついていく。
松田聖子さんも、本の著者しぎはらひろこさんも自分を客観視して、「わたしジェニーちゃん」を作ってそのイメージを作り上げる。

誰にも気兼ねなく、妥協せず、思いきり素直になろう。

わたしジェニーちゃんの作り方

自分に向き合う
なりたい私を具体化する
私の夢を書き出す
わたしジェニーちゃんの説明書をつくる
コラージュをつくる

一つ一つすることで、
毎朝服が素早く選べる
買い物で失敗がなくなる
気分が上がる
服の数が減る
服に悩まなくなる 

自分に向き合うためのワークをやってみた。
好きなところと嫌いなところを書き出していく。
憧れの人は誰かも書き出す。
夢を書き出し、わたしジェニーちゃんの説明書まで作成した。

作成しっぱなしになってしまっている。

そして次の
「コラージュをつくる」
でひっかかる。まずファッション雑誌を買ってこなきゃいけない。色々な雑誌を見るも、「買う」気になかなか至らない。本来は色々な雑誌を買ってきて、色々自分好みのファッションを切り抜いていくのだけど進まない。それが出来ないので、コラージュを作ったあとの人に意見をもらうとか、クローゼットの裏に貼る、とか出来ていない。とはいえ、これをやれば、自分が明確になりそうだ。

さて。アウトプットしたのは自分を知るためのワークだけではない。手持ちの服の整理の仕方もやってみた。

ゴミ箱行きの服リストがあったので該当するものは捨てた。ただ春頃だったので衣替えのこの季節、もう一度見直したほうがいい気もする

捨てた服
・毛玉ができた服
・縮んだ服
・汗じみが出来た服、黄ばんだ服
・膝の伸びた服
・ヒップが薄くなった服
・袖口や裾が擦りきれた服
・賞味期限切れの服(今着るのはちょっと・・・)


あと、大事なのは自分を表現してるのはもちろん、他人が見てどう感じるか、も大事。

ファッション誌はモデルの顔を隠して見るようにし、服を買いに行くときはメイクや髪型もバッチリにしてからになった。

試着のときは
着心地とサイズをみる
その服を着た自分がどう見えるか
わたしジェニーちゃんにふさわしいか
をチェックする