上流の日本語
- 作者: 本郷陽二
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/09/18
- メディア: 単行本
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無意識に使っている。上流の日本語を使おうとおもったら、「やつ」という言葉は禁句である。
「やばい」「めっちゃ」
も周りで使っている人が多いな。
気を付けないと。
「ありえない」
もよくないらしい。
上流の言葉の数々を使う機会がくれば使ってみたいい
改めてインプットした上流の日本語
・お足許の悪いなか、ようこそお運びくださいました
・ご足労いただきまして、ありがとうございました
・どうぞ、お心おきなく何なりとご質問ください
・ほんのお口汚しですが…
・お口に合うとよいのですが…
・いただき立ちで失礼ですが…
・お持たせですが…
→お持たせは、来客の手土産の尊敬語にあたる
・ひとかたならぬご配慮を賜る
・このような名誉ある賞をいただき、まことに開発者冥利につきます
→冥利とは仏の教えにある言葉で、仏の恵みという意味を持つ
・丁寧なご配慮で痛み入ります
コラムのなかの皇室の方々のお言葉について
も面白かった。
ゆっくり丁寧な言葉で、一言一言クリアに話が出来たらいいな。
他には
・お噂はかねがね伺っております
→良い噂の時に使う
・ご高名はかねてより承っております
・おみごとな作ですね
→上手、だと高みから言っているように取る人もいる
知識が深い人に対して
・造詣が深い
・名残惜しいのですが、そろそろおいとまさせていただきます
おいとま→御暇と書き、人の前を去るという意味からきている
CAやホテルマンに学ぶ、上品な日本語というコラムも面白かった。確かに言葉は人を表す。
・おめもじいただく
→私はこの言葉を知らなかった。おめもじとは、「会う」の謙譲語だそうだ。
目上の人に
・お目もじの機会を賜れば光栄です
と使う
・お知恵を拝借させていただきたい
・七重の膝を八重に折ってお願いいたします
それから誤って使っていたものが
・お時間のあるときに
である。これは失礼に当たるらしい
正しくは
・お時間のあるときなどに
・お手すきの折りにでも
お酒が飲めないとき
・私は不調法ですので
お茶をこぼしてしまったとき
・とんだ不調法を…、失礼しました
・ご無用になさってください
→要りませんという意味
・ご放念ください
・いかほどでしょうか
→値段をきく
・お耳にいれておきたいことがあるのですが
→使ってみたが、普段の言葉使いとかけ離れていたので浮いてしまった感があった。
・お相伴にあずかる
・おこがましゅうございますが
おこがましいは烏のような群れという意味からきている
・ふつつか者ですが
→ふつつかは太束で、気が利かない、行き届かないとなる
・よいお湿りですね
・矍鑠(かくしゃく)としておられますね
→この言葉は75歳以上の人に使う。「お若いですね、お元気ですね」という意味
・私淑する、は直接教えを受けている人には使わない
・いい叔父なんだけど、ちょっと敷居が高いんだ
・よんどころない事情
・のっぴきならない事情
・やぶさかではありません
喜んでさせていただきます、という意味だが、反対の意味でとらえている人も多いので前後の話で判断する
・慚愧(ざんき)に堪えません
→申し訳ございませんの意味
アウトプットしたこと
・お耳にいれておきたいことがあるのですが…
を使ってみた。
・「さま」と表現する丁寧な方が居たので、「さま」を使ってもいいと思っていたが、やはり「様」でないと失礼ということを、この本で知り引き続き「様」を使用している。