坊っちゃん

坊っちゃん (角川文庫)

坊っちゃん (角川文庫)

「最強の読み方」で紹介されていた、夏目漱石の書いた本。日本人でこの本の知識がないと、「読んでいないあなたが悪い」と言われてしまいかねないそう。
読んでみた感想→
読みやすい、とは言えなかったけれど、ところどころ引き込まれた部分があった。

親父からは出来損ない扱いをされ、兄とは仲が悪いが、唯一面倒を見てくれていた清(きよ)という同居の下女からは可愛がられていた。卒業後、清とは別れ、四国で教師として働くことになる。そこでは、田舎暮らしのため、やることなすこと田舎中に筒抜けだったり、教え子や教師たちの嫌がらせやら策略やらを受けまくり嫌気がさすが、江戸っ子らしく立ち向かっていく。最後は意気投合した山嵐という教師と作戦を練って・・・というようなお話。


何が本当で何がウソか、真実を見抜こうと思っても頭のまわる人物からの策略だと分かりにくいな、と思った。また、ウワサとかこの人がこう言ってるからそれは真実だろうとか、うのみにするのもこわいな、と改めて思った。

サッと読んだため、理解度が最高5とすると、私のは3くらい。あだ名と本名を合致させず読み進めてしまった部分があるので、今度読む機会があったら、ちゃんと合致させながら読もう。