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筆者の幼少期から小学生、中学生、高校生の頃の、話、家庭環境、大学受験に向けての戦略の練りかた、東大生の頃の話、アルバイト時代から起業するまでの話、刑務所の中での話、執筆当時(2013年)の話、結婚と離婚についてのいきさつ、など、筆者の今まで歩んできた道と、考え方について書いてある本。

インプットしたこと
・1990年代後半、インターネットがまだみんなスゴいものだと気がついていないときに、みんなが気づく前に、早くそのビジネスをしなきゃ、と起業する道を選んだ筆者の行動。(当時のアルバイト先から、辞める旨伝えると、プログラマーとして月収70万円という破格の給与を提示され引き留められたが、断って起業する道を選んだ)

みんなが気がついていなくて、自分が気がついていることを誰よりも早く、「行動すること」が大事。

・仕事とは自分でつくるもの。たとえば、東大受験のときの戦略の練りかた。高校三年生のときに、模試判定でE判定のときに、得意の文系で攻めることを決め、その中で比較的弱い「英語」に重点を置くということ、その英語の中でも自分は「単語」を丸暗記する方法が一番あってると思い、その戦略通り実行したこと。あとは、受刑時代に、紙袋をひたすら折る作業、はじめのころはノルマ50枚に対し、50枚何とかギリギリできる、という具合だったが、試行錯誤の結果、最終的に79枚も折れるようになった、という筆者の仕事に対する考え方

・「自分」を分かってもらう努力を全くしてこなかった、という筆者の反省点。「自分」を分かってもらう努力を私も一切せずに通しているので、人間味を出したい、と思った。

・仕事は分からなくとも、とりあえず引き受け、あわてて書店に駆け込み、「有限会社設立の方法」とか「ホームページの作り方」なんて本を買い、回していく、という仕事の手法。

・信用があれば、お金やサービスは受けられる場合があること。たとえば、筆者は学生時代、ヒッチハイクを何度か趣味として行っていたが、自由に大阪などに無料で行ける体験を繰り返した。(断られても、最終的に東大の学生証を見せれば、その東大ブランドで乗せてもらえた)

アウトプットしようとしてること
・「自分」を分かってもらう機会を設ける。
現在、仕事の効率化のあまり、人間味に欠けてロボットみたいな対応しかしてない。確かに仕事は定時に終わるが、これでは自分自身を分かってもらえず、要らない敵を作ることになりかねない、と考えを改めた。

・情報収集の制度アップのため、書店、新聞、図書館など利用して、沢山の情報に触れていく。そこで自分なりに考え取捨選択する。