【夢日記】変な夢①蛇人間の少女

山道を歩いていると、きれいな小川の水面が見えた。小川のせせらぎの先には大層立派な鯉が澄んだ水の中をスイスイ泳ぎ、淡水ならではの小さな魚もたくさん泳いでいた。とにかく水が澄んできれいだった。

「ここいらの人かな?」

ふと見上げると老人がいた。老人は餌をまき、鯉や魚たちがそれを食べ、慣れた手つきだった。この小川の周辺を魚も含め、管理しているようだ。

「この周辺の魚たちを守っているんですね」

と聞いてみると

「どうだかな。ほら、そこのも。わしが育て上げたが・・・」

と答えた。

そこ、と言われた方向へ目を向けると少女が座っていた。だが、どこかおかしい。腕からは緑のツタのようなものがとぐろを巻いて出ていた。顔も平べったく、顔色も青白いのを通り越して灰色がかった白だった。

「蛇人間じゃ。蛇と人間のハーフだな。彼女の肌は触れたもんじゃない。裸になるとまるで蛇の楽園だよ。お腹や背中には何十匹の蛇が皮膚の内と外とで行き来しておるみたいにうねる。蛇のとぐろが長いせいだな。だから彼女の裸は何十匹の蛇が蠢いてるようにしか見えないさ」

彼女としゃべってみたが、冷たい声だということ以外はごく普通の少女だった。だが袖口から見えるとぐろがとうにも気味が悪かった。

「そろそろ、限界じゃ、本人も自分がどう生きていいか分からない。わしも、今後どう育てていってよいか分からない。」

そう言うと老人は少女に大量のアイスクリームを食べさせた。間髪入れず、次はかき氷を与えた。

するとどうだろう、少女はかき氷を苦しそうにドンドン吐き出しはじめた。袖口から見える緑のツタの動きも激しさを増す。とにかく口からドンドンかき氷が吐き出されてくる

老人が言った
「しめた、反応した」