おかしなゆき ふしぎなこおり

石川県の雪の科学館に売られていた絵本。雪の科学館は面白く、ダイヤモンドダストの作り方や雪の結晶がどう形成されていくか、を実践で学べ、それから雪の形をした氷などを作ることもできた。

マイナス五度くらいの冷蔵庫に、ペットボトルに入れた水をいくつか用意しておく。
これで色々実験する。

さて、
ダイヤモンドダストの作り方
霜がついている冷凍庫に息を吹き掛けるとダイヤモンドダスト発生。
そこにシャボン玉を作るときの石鹸水ワッカを入れると雪の結晶が出来る様子がわかる。


この絵本は、絵本というよりは写真集で、しずかにしんしんと降る雪の様子や屋根やポストに積もった不思議な雪、シャンデリアみたいな雪、葉っぱみたいな雪、車輪みたいな雪、カラスが止まったあと、うさぎがピョンピョン跳ねた様子のあと、などが記録されている。
雪は六角形の結晶を形成することがあるが、それを放っておくとそこにさらに六角形の模様ができ六角形の雪の結晶を更に大きくした版ができる。

雪の科学館では温度と湿度により雪の結晶が違う形になるようすが紹介されていたがそれも面白いなと感じた。

変わることを恐れる貧乏人 変わり続ける成功者 2極化を生き残る思考法

「変わる」ことを恐れる貧乏人 「変わり続ける」成功者 2極化を生き残る思考法

「変わる」ことを恐れる貧乏人 「変わり続ける」成功者 2極化を生き残る思考法


昨日一気に読んだ本。スピリチュアルや自己啓発本には、もう手を出すまいと決めていたものの、あまりよくない気分のときについ手を出してしまう。

日本は緩やかに衰退し貧乏でもハッピーな人が増えるそうだ。
お菓子とか見てもらうと分かるように同じ値段でも内容量が減っていたり中身が小さくなっていたり原材料が従来と比べ劣化していたり、気づかぬうちに前よりも高くお金を払っている。

確かにね。それは薄々感じていた。

それから、成功する人は上昇気流に乗りどんどん上にいく。それも確かにそうだろうな。

著書によると
まだ日本では肉体労働でも日本語という障壁、周りが海に囲まれているという障壁で他の国に比べて稼げるそうだ。しかしそれも時間の問題。
グローバルな環境や、何でも機械化の波が今後どんどん押し寄せてくるだろう。

今やっている仕事は、ほぼ機械化され人間がいらなくなるが、アーティスティックな仕事は残るしヒットしたら凄いだろう。

現実逃避できる分野が狙い目。
上昇気流をうまく見極めていきましょう。
もし何もしなければ衰退は避けられないと書かれていた。


→この本から学んだこと
国際化の波や機械化の波が押し寄せていることは明白。自分のやりたいことと、今後伸びそうな上昇気流にのること、コアなファンをつくることが大事である。

天空列車

天空列車 青海チベット鉄道の旅 (地球の歩き方GEM STONE)

天空列車 青海チベット鉄道の旅 (地球の歩き方GEM STONE)

2012年頃の京都タワー内にて。まだ本屋さんがあったころ。片隅に売られていた本で一目惚れで購入した。さて、数年たち。
実はこの本はチベットへ向かう青蔵鉄道内で読もうと思っていた。チベットに行こうとしていた。だから敢えて読まずに積ん読していた。

しかし。

2017年も2018年も、申し込みはしたが、最少催行人数に満たず、旅行自体が中止になった。
中国語を習い中国に何度か行ったり、インドにもネパールにも行ったことがあるわたしとしては、ブータンにも、この本にもあるチベットにもいつかは行ってみたい。

筆子さんの、本箱チャレンジを実践するために、この本も本箱から引っ張り出した。チベットの予習ということで読んでみたが私好みの本だった。

世界一標高の高いところで走る列車の構想から着工、実際の景色、大自然と稀少動物の写真。駅や車内。どれをとっても面白かった。標高5000メートル級を走る列車、いつか乗ってみたい。そして大自然の風景を満喫したい。中国語で中国の人や、チベットの人々と会話もしてみたい。食堂車の本格中華も美味しそう。

昔は西寧からゴルムドまでしか列車が走れず、(クンルン山脈の高い壁に阻まれ)青蔵鉄道の青まで(青海省まで)しかいけなかったのが中国の経済発展により蔵まで(西蔵省=チベット)まで走れるように。
永久凍土、不毛な土地で列車を通す技術もすごいと思った。

モロッコ 邸宅リヤドで暮らすように旅をする

ロッコ 邸宅リヤドで暮らすように旅をする

この本はモロッコに行くと決めて、何か良さそうな本はないかと思い探して購入した本。
2018年2月にモロッコに行ったが読みもせず本棚に放置。この度筆子さんの「本箱チャレンジ」に超戦中のため、目につけて読んでみた。

中身の写真はこの本の中で多出するようにフォトジェニックなものばかり。モロッコマラケシュには行ったから空気感は何となく分かる。
邸宅リヤド(ミニホテル)のインテリアを参考にしてみたり、こんな部屋でのんびりしてみたりしたいな、と思うこと多数だ。写真やインテリアに惹かれて購入した本であることも思い出した。

マラケシュのリヤドが豊富に書かれているので、マラケシュのバビア宮殿とフナ広場しか行かなかったわたしとしては、この本は旅行本としてはもて余していた。旅行本としてより、こんなホテルいいな、こんな部屋・インテリアいいな、と思える本だった。

さて、リヤドは邸宅の意味。地名と勘違いしていたわ。最後にサハラ砂漠やモロッコ料理、ローズの季節について、お土産、等の記事もある。確かにサハラ砂漠は良かった。早朝日が昇る前にラクダに跨がり砂漠をサクサク行く。ポイントの砂丘まできたら、ラクダから降りてサハラ砂漠を踏みしめる。砂はサラサラで携帯やカメラを落とすとひとたまりもない。靴も、きめ細かい砂は、サハラ砂漠を歩き終わってから、落としても落としても湧いてくるので捨てざるを得なくなる。
日が昇ると、観光客は一斉にカメラを向ける。サハラ砂漠から昇る太陽は空気感といい色合いといい格別な美しさだった。

ローズウォーターとアルガンオイル
どちらもツアーの行程に入っているお土産物屋さんでそれぞれのお店で購入した。日本円が使えた。どちらも希少なため値段は張ったが自分用には少量だけ買い、アルガンオイルは髪の毛に、ローズウォーターは香水として使っている。素朴な素材そのものの液体なのが素晴らしい。アルガンオイルはオイルそのものだしローズもそのまま。加工してなさそうなのがいい。

マラケシュのフナ広場(ジャマエル・フナ広場)
元々は公開絞首刑場だったのが、いつのまにか夕方から夜にかけて大道芸人たちがパフォーマンスをくりだし観光客で賑わうお祭り騒ぎな広場になっている。わたしも路地に入り、2歳の姪のためにバブーシュ(モロッコスリッパ)と妹のためにミントグラスを探した。路面店や露店商のオジサンたちは英語が話せる。(公用語アラビア語とフランス語、ベルベル語なのに。)わたしも英語と筆談で価格交渉。
バブーシュとミントグラスセットをそれぞれ別のお店で値切って購入できた。

この本を開いたのは最近で、マラケシュのフナ広場付近にはこんな素敵な邸宅が沢山あったんだな、としみじみ思った。筆者のYUKAさんはモロッコ雑貨を集めたお店、イベントも開催しているようなので気が向いたら行ってみたい。

そして、この本で紹介されている全27のリヤド(邸宅)で行ってみたいのが、リヤド・ムラウドとリヤド・モンソーだ。リヤド・ムラウドはベッドの部屋が雰囲気があり素敵で、リヤド・モンソーはパティオ(中庭)の色使いが良い感じ。この本の表紙の写真としても使われている。

アラスカへ行きたい

アラスカへ行きたい

アラスカへ行きたい

アラスカへ行きたい

ずっと前に買った本。また筆子さんが推奨している本箱チャレンジをこのところ行っているが、目にとまったのが、この本棚に長らく積ん読のまま置かれていた『アラスカへ行きたい』

数日間かけて精読した。精読とは、分からない言葉を調べながら、地名で場所が分からない場合は地図でどこにあるのか確認しながら、読み進めていく方法だ。かなり時間がかかる。しかも英語に慣れていると思われる著者は度々英語のままカタカナにしている箇所も多く、意味調べに時間がかかった。

しかし、その分アラスカについてかなり詳しくなれた。地名など全く知らなかったのに、これを読み終える頃にはアラスカの地域区分や気象、アンカレジ、ジュノー、シトカ、ケチカン、フェアバンクス、バロー、ノーム、スギャクウェイ、スワード等がどこにありどういう都市か、ホテル事情やアウトドア情報、オーロラ情報、犬ぞり情報、動物の情報、食やビールの情報、アラスカの歴史、有名人、列車や道路、フェリーの情報、気を付けるべきこと等々盛りだくさんの内容で詳しくなれた。
先住民の分布も。カナダとの国境越えトレイルや、各トレイル情報もある。

あまり興味は無かったが(この本は中身のデザインが素敵で作り込まれていたので買った)読み終わる頃にアラスカへ行きたくなった。列車やフェリー、道路を使って車で等乗り物で行けるところは限られており、あとはブッシュパイロットによるセスナ機で飛ぶしかないのも、どんなところだろう?という興味を掻き立てた。

ワケありな国境

ワケありな国境 (ちくま文庫)

ワケありな国境 (ちくま文庫)

国マニア、国境奪い合いの世界地図も面白いが、このワケありな国境が一番スラスラ読めた。
先が気になるのである。
そして説明が分かりやすかった。

この本は国マニアも参考にして書かれたようで、この本を国境奪い合いの世界地図は参考にしたようだ。

わたしが初めて知ったことは下記。
(既に他の本で知っていたことは割愛する)

南北アメリカ

アメリカの植民地運営の真実、ドルで広げて行く方法

カナダとアメリカの一直線の国境のワケ

アメリカのロバーツ岬の人は先端だけアメリカ領になったワケ

メキシコ政府が作った安全な不法入国というマニュアルがある

ブラジルの領土が大きいワケ

チリが細長いワケ

南極大陸の水面下での領有争い
→アルゼンチンやチリは南極での出産を奨励
→アルゼンチンのエスペランサ基地には小学校まで併設
→イギリスが南極周辺の海底大陸棚を自国のものとして国連に申請、南極の領有権を最初に主張


・ヨーロッパ

北アイルランド問題
→イギリスの無茶な植民地政策かと日本人の感覚では思うが違う。カトリックプロテスタントの宗教の違いで対立している。ヨーロッパで吹き荒れた宗教改革が根底にある。

シーランド公国
→居住性は狭い上に発電機の音がうるさく非常に悪い。
西川きよしシーランド公国が売り出した爵位を買ったので、公国内では伯爵となる。
→最近、公国自体が売りに出されたが非常に高額

アルザス=ロレーヌ地方
→「最後の授業」という話をある年代以上は教科書にあったので知るらしいが、フランス側に立ちすぎているため偏っている。そのため教科書には採用されなくなった

オランダの埋め立て地は領土なのか

ハンガリーは周囲に強国が次々に勃興し翻弄され続けた

デンマークグリーンランドとカナダのエルズミーア島の間にあるハンス島の領有権がデンマークとカナダの間で争われている。国境を決めるときうっかりこのハンス島のことを忘れていて、今になり争われている

・中近東 アフリカ

アラブ諸国の国境線 中東にはオスマン帝国という大国が存在し、ヨーロッパ列強は何とかこの国を始末したいと思っていた。そこで巧妙な策を講じた。各部族に戦後に独立させることを約束、その線引きが今の問題に繋がる

イランとイラクシャトルアラブ川を巡る国境の問題

南アフリカのなかのレソト
イギリスとオランダの植民地獲得競争の緩衝地帯であり、モンシェシェ王の政治的判断が懸命だったため欧米の侵略をかわせた。

赤道ギニアは首都マラボが本土から100キロ以上離れたビオコ島にあり、首都マラボが独立したがっている

ベルギーの適当な植民地運営と適当な独立承認で大混乱になったコンゴ

リベリアアメリコ・ライベリアンとは。奴隷貿易アメリカに連れて来られた奴隷をアフリカに返したが、そこで新たな火種が


・アジア オセアニア

台湾に逃げた中華民国の政府は南京は南京で台北は臨時だということと、中華民国は他に金門島も持っていた、ということ。中国の人民解放軍との争いで、良質な鋼で出来た弾丸が二時間で約47万発金門島に打ち込まれた。今は金門島の住人が弾丸を拾い包丁を作るようになり、名産品になった。

ウスリー川珍宝島の領有権 ソ連と中国の間で争われていた。

パキスタン政府の統治が及ばないトライバルエリアとは何か

タイはいかにして国境を守ったか
→列強の植民地支配の位置関係をおおいに利用し国境を守った

タイ、ミャンマーラオスの国境が交差するゴールデントライアングル
→どの国の政府の統治も及ばす、どの国の警察も入れない独裁国家のようになっていた地域。モン・タイ軍を作り独立運動をはじめ、ゲリラ部隊を組織、一大勢力を持つように

・日本
日本が植民地化を逃れたワケ
日本が戦争を始めたそもそものきっかけ
最初は列強に植民地化されないために、だったが
戦争のうまみを体感しはじめてしまう
また非常に悔しい思いもし、やみつきになっていく


さて、色々な国境の本や国の本、紀行文、旅行記、国際文化の各本、国際ニュース本など様々な本を読んできたが、知らないことはまだまだあると実感した。また過去に読んだ本で既に知っていたり、学んでいたことでも別の本から別の切り口で学び直すのも面白いと思った。

結果を出す人のビジネス手帳2019

美崎栄一郎の「結果を出す人」のビジネス手帳2019

美崎栄一郎の「結果を出す人」のビジネス手帳2019

ジュンク堂に手帳を買いにいった。チッタ式の手帳術の本を読んでいたからチッタさんの手帳いいかもしれないと思っていた。

しかし書店にはチッタさんの手帳は売っていなかった。チッタ式手帳術の本は沢山あるのに。

2017年から買っている美崎栄一郎の手帳も気になっていた。見つけてみてみると、わたしの好きな青地の手帳になっており、オレンジのステッチまで入っていた。

これに決めた。

毎年、改良されていく様子を見るのが面白い。まさか青地だとは思わなかった。2017年は黒だったし、2018年は黒か茶かだった。

今回はカレンダーが見やすく改良されていて、中身の細かな箇所が去年と同じようで微妙に違う。
美崎栄一郎さんの小冊子を読むのも好きだ。この人の手帳術の本を新入社員の頃に読んで、すぐさま取り入れ、今も実践している。仕事のスピード感が格段にアップしたのだ。
さすがに、去年や今年の小冊子は知っていることや既に実践している内容も多くなってきたが進化する手帳が面白くまた購入してしまった。
そしてまた、この小冊子にしたがってやりたいことリスト100を書く。

去年買った手帳2018にも(今も2018年だが)やりたいことリスト100は書いた。
叶ったことを下記に記す。

・トートバッグを手に入れる
→母が可愛いト音記号柄のトートバッグを予期せぬときにくれた。

・粟田山荘のランチを食べる
→2018年6月達成。お庭も器もお料理も全てがこだわりぬかれた逸品だった。

・モロッコに行ってみる
→2018年2月達成。モロッコの国もさることながら、サハラ砂漠がどんな様子か知れて楽しかった。

・素材博覧会に行く
→2018年6月達成。

利尻島礼文島に行ってみる
→2018年8月達成。

・英会話を再開する
→2018年7月再開。

・ニューヨークjazzバーに行く
→2018年10月達成。ハーレムの夜のjazzを楽しんだ。